優しさ届ける広い空！6

＊２５１話　ピンキー ページ10

の「はいはい、ちゃんと帰るからぁ!」

か「いいえ、玄関まで見送ります!」

のぞみ全然信用されてないじゃん…

リーダーとしてどうよ…

それがのぞみなんだけど

り「全然信用されてないみたい…」

ふてくされたようにりんが呟く

お、思考がシンクロしてる…

コ「シュークリーム食べたかったココ…」

マ「マフィンはもっとマカロン食べたかったですマフ」

貴「いやマフィン誰よりも食べてたでしょ」

何言ってんの

う「また明日来ればいいんですよ」

か「来なくていい!」

貴「・・・私も来ちゃだめですか…?」

邪魔はしてないつもりなんだけどな…

か「Aは来ちゃだめな理由が無いでしょう」

り「何で私達とAでそんなに対応の差があるんですか。Aは帰れとも言われてないし…」

か「Aは邪魔してないからよ!あなた達が邪魔ばかりするのがいけないんでしょう!」

貴「ま、まぁまぁ…」

かれんさんをなだめながら、チラリとお屋敷の方を見る

・・・今頃、じいやさんが増子さんにいろいろはなしてるのかな…かれんさんのこと…

の「もぉ…!相変わらずかれんさんは厳しいんだから〜」

かれんさんを厳しくさせてる原因はのぞみでしょうに…

こ「あら、かれんはもともと優しいのよ」

貴「そうそう」

の「えぇ!?もしかして、私達にだけ厳しいの!?」

う「そうなんですか?」

だから、みんなが変なことさえしなければかれんさんだって厳しくしないって

変なことさえしなければね

か「あなた達が迷惑ばっかりかけるからでしょ!」

り「かれんさんに嫌われたらもう、生きていけないな!」

か「全然思ってないでしょそんなこと!」

貴「え、私は思ってますよ?」

この中で、誰か一人でも欠けるなんて考えられない

か「・・・そうね、私もAがいなかったら生きていけないわ」

り「だから差!対応の差!」

の「私だってAちゃん達がいないと生きていけないよ〜!Aちゃん私は?」

最近のぞみがすごいかれんさんやマフィンと張り合ってるの何で…?

貴「のぞみもいてくれなきゃだめだよ」

の「!でしょ?!」

まぁいっか

嬉しそうだし

のぞみの笑顔って太陽みたい…

コ「ココ…!?ピンキーが近くにいるココ!!」

貴「・・・あそこですね」

私達がいる場所から少し後ろの上空にふよふよと浮いているピンキーを指さす

か「!みんな、急いで!」

の・り「「はい!」」

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