優しさ届ける広い空！6

＊２４６話　取材許可 ページ5

増「かく言う私は、みんなが知りたい!私も知りたい!」

本当に名乗りから始めた…

増「サンクルミエール通信編集長〜」

の「増子美香!!!」

増・り「「あんたが言うなよ!」」

おぉ…ナイス突っ込み

貴「のぞみがいいとこどりした…」

こ「いいとこどり…なのかしら」

貴「さぁ…」

それは私には何とも

でものぞみと増子さんにとってはいいとこどりな気がします

増「というわけで」

切り替えが速い

増「今度の日曜日に生徒会長のお宅にお邪魔して、取材させていただきたいんです」

か「え…学校の取材だけで十分だと思うけど…」

増「みんなが知っているようなことでは記事になりません」

学校のかれんさんでも、みんなが知らないようなところいっぱいあるのに

もったいない

って、周りの生徒さん達めっちゃ頷いてる

どんだけかれんさんの私生活知りたいんだ…

増「ここはぜひ!お願いします!」

か「」

お「何だったら、私が教えちゃおうか?生徒会長のヒ、ミ、ツ!」

か「えぇ!?」

おタカさん…恐ろしや…

さすが理事長様…

の「どんなどんな!?」

り「のぞみ!」

貴「のぞみ、そういうことは聞かないの。個人情報なんだから。興味はあっても我慢して」

の「え〜」

そのあとのぞみは、不満げな顔もしないってさらにりんから怒られてた

増「だめですよおタカさん!ここは正々堂々と本人に取材許可をとらないと!」

お「へぇ、しっかりしたこと言うようになったじゃない!ま、それもそうだよね」

増子さんの成長が垣間見えます

これでプリキュアのことも諦めてくれたらすごく助かるんですけど…無理ですよねぇ知ってます

増「密着取材、お願いします!」

『おねがいしま〜す』

増子さんを筆頭に、頭を下げる生徒さん達

だからみんな私生活知りたすぎでしょ

こ「みんなの希望でもあるんだから、受けてあげたらどうかしら。こうしてちゃんと頼みに来てるんだし」

貴「・・・まぁ、決めるのはかれんさんですけど…こうなったらたぶんさっさと引き受けて終わらせちゃった方が楽な気はします」

か「・・・はぁ…仕方ないわね…」

増「ありがとうございます!」

やっぱりこうなるか

かれんさん押しに弱いしな

頼まれたら断れないタイプだし

って、のぞみ目を輝かせてるんだけど…

貴「・・・なんかのぞみ、変なこと企んでないよね?」

の「え!?い、いや!まさかそんな!やだな〜Aちゃんってば〜」

企んでるよね

絶対企んでるよね

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