優しさ届ける広い空！6

＊２３５話　神隠し!? ページ25

り「・・・まぁ、確かにあのおじいちゃんとお父さんがいたら、寂しくないか」

う「はい!」

の「そうだよね」

寂しくないなんて、そんなわけない

そんなわけないけど、今の私達にはそれ以外うららちゃんにかける言葉が言葉が見つからなかった

う「では、用事があるのでお先に失礼します」

貴「あ!お見送りする…!」

か「みんなで行きましょうか」

り「そうですね」

ということで、再び外に出てきた私達

う「それでは」

一度ぺこりと頭を下げ、駆けていくうららちゃんにのぞみが声をかけた

の「うらら!」

う「?」

の「明日も頑張ろうね!」

う「!はい!」

うららちゃんは、今度こそ笑顔を浮かべた

貴「」


マフィンside

うららを見送ったあと、かれんがポツリとつぶやいた

か「・・・まさか、うららにそういう事情があったなんて…」

こ「でも、いつもあんなに元気でえらいわ」

の「…」

いつもは騒がしいのぞみが、珍しく静かだ

り「のぞみ?どうしたの?」

の「うららのお父さんたちも言ってたけど、うらら、最近いつもと違う感じがして…」

マ「言えてる」

か「二人も…気づいていたのね」

さくむもずっと心配してたもの

の「私達、なにか力になってあげられないかな…」

マ「・・・こういうときは、普段通りに接してあげることが一番よ」

そういえば、こういうとき真っ先に心配して声をあげそうなAがさっきから全然発言してない

マ「?」

こ「マフィンさん?」

マ「ねぇみんな、Aは…?」

思わずみんなに問いかけた

り「え?Aならさっきからここに…ってあれ…?」

だって、Aがいなくなっていたんだから

の「Aちゃんが消えちゃったあぁぁあぁ!?!?!?」

り「のぞみうるさい!!」


Aside

どうしてもうららちゃんが心配で、みんななに黙って追いかけてしまった

もちろん道は違う

そのままの道を追いかけてもみんなに止められるに決まってるから

貴「あ!うららちゃん!!」

もうすぐ商店街につくというところで、うららちゃんに追いついた

う「Aさん!?どうしたんですか!?」

貴「えーっと…えへへ、ごめんね、迷惑なの承知でついてきちゃった」

て、驚きで固まっちゃってる…!!

貴「あ、あの、ほら…!さっき、話聞くって言ったじゃん?だから…その…。ごめんね…」

う「いえ…驚きましたけど…嬉しいです。ありがとうございます」

貴「!!」

うららちゃんは笑ってくれた

うららちゃんの笑顔のために!

冬空A、頑張ります!

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