優しさ届ける広い空！

＊６話　のぞみとのコソコソ話 ページ8

の「」
私の言葉にのぞみさんはきょとんとした顔をする。
私、変なこと言ったっけ…？
の「同い年なんだからタメ口でいいよ？あと、さん付けもなしで！」
・・・え…？
貴「あ…う、うん」
嬉しいけど…なんかちょっと恥ずかしい。
「冬空さんだよね！？あなた、どこからきたの？」
「どうしてここに？」
「部活、何に入るか決めてたりする？」
貴「ふぇ！？あ…あの…」
せ、せっかくのぞみさんと喋ってたのにぃ。空気読んでよ…！て、無理か。
これが転入生の宿命ってやつ？
いや、そんな宿命あってたまるか！
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結局、１時限目が始まるまで解放してもらえませんでした…。
貴「」ハァ
なんかもう疲れた…。でも取りあえず全部の質問に答えられたし、一緒に考えてくださったかれんさんとこまちさんに感謝！
の「Aちゃん、大丈夫？」コソ
貴「へ？う、うん、大丈夫。ありがとう」
授業中、コソコソのぞみが話しかけてきた。優しすぎる。
の「そっか、良かった」ニコ
あぁもう、可愛すぎ！
先「夢原、冬空、仲良くなるのはいいが、授業中の私語は慎むように」
の「は〜い」
貴「す、すみません…！」
う…転入初日から変に目立っちゃった…///恥ずかしい…。
の「じゃあ、また後でね」コソ
貴「」コク
うなづいてから気づく。
うん？また後で？
またお喋りしようってこと？
気になって仕方がなかったけど、また先生に注意されちゃうのもちょっとあれだからとりあえず真面目に授業を受けておいた。
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てことで昼休み。
授業、前の世界で一度習ったやつばっかだったな。当たり前か…。
久しぶりで楽しかったからいいけど。
貴「さて…お昼、どうしようかな…」
私はあらかじめ家で作ってきたお弁当箱を持って廊下に出る。
廊下では友達と楽しそうにしゃべりながらいくつかのグループが私の前を通り過ぎていった。
こういうとき、一人って寂しいわ…。
なんて考えていると…
の「あ、いた！良かった、教室にいないからもうどっかで食べてるかなって焦っちゃった」
の、のぞみｓ…じゃなくて
貴「のぞみ…！？」
の「一緒にご飯食べよう！」
貴「え…」
聞き間違いじゃないよね？
貴「い、いいの？」
の「うん！あ、私の友達も一緒なんだけど、Aちゃんがそれでいいなら」
私の答えは決まってる。そんなの
貴「もちろん！ありがとう」
しかないよ！

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