ずっと… 【終わりのセラフ】3

119 正義のツルギ ページ21

30分後＿＿＿



相｢…戻らないな

まさか全滅か…？｣


｢お…おまえら相原隊か？｣


相｢！｣



｢悪い遅くなった！｣


相原は合流した仲間の元へ駆けていく


｢グレン中佐は？｣


相｢中佐は…｣



質問に答えようとすると空からヘリコプターの音がする



そのヘリコプターは相原達の上空で止まる



相｢こっちに近づくな！！中佐は名古屋空港にいる！ここは私たちが囮になるからおまえらは身を隠せ！！｣


相原はそれだけを伝えると自分の鬼呪装備の弓矢を取り出しヘリに向かって構え、機体の中心を狙い放つ


ヘリコプターは爆発するが中から降りてきた吸血鬼達が地面に着地する


ﾀﾞﾝｯ＿



相原の前に1匹の吸血鬼が着地をする


ミ｢…人間



君にちょっと聞きたいことがある｣


ラ｢俺の獲物はこいつー！｣


次々と降りてくる吸血鬼達に仲間が捕まる


相｢全員自決だ！！口を割るな！！｣


ｶﾘｯ


相原からの言葉に全員が口の中に隠していた毒物を飲み自決をしていく


ラ｢へ？なになにどーなってるの？｣


相原も自決をしようと口に力を入れた瞬間


それを見逃さなかったミカエラが相原の口の中にある毒物を取り出す


ミ｢…口内に毒が仕込んであるのか…

怖いくらいの忠誠心だ吸血鬼にはない感情…
でも君は死なせないよ、聞きたいことがあるんだ｣



相｢…くそがどんな拷問をされても何も話さな…｣


ミ｢黙れよ、君が生きていることが他の吸血鬼にバレる｣



意味の分からないという顔をし放心する相原


ミ｢死んだふりをしろ小声で話せ、君を逃がしてやる｣


相｢…なぜ私を逃がす？｣



ミ｢興味ないから、人間にも吸血鬼にも｣


相｢…信じられ…｣


ミ｢どうでもいい、ただ質問に答えろ僕は人を探しているお前らの軍にいる人間だ｣


相｢……？｣



ミ｢百夜孤児院から来た少年と少女優一郎とAという名前に心当たりはないか？｣



ミカエラの言った名前に相原は優一郎にだけ反応をする


ミ｢それは知っている顔だ｣


相｢違っ……！｣


叫びそうになる相原の口を抑えるミカエラ


ミ｢知っていることを全部言え｣



ミカエラの異変に気がついたラクスとレーネは近づいてくる


ラ｢お〜いミカどうした？｣


相｢わ、私は…絶対に仲間は売らな…｣


ミ｢ふざけるな、優ちゃんとAちゃんの仲間はおまえらじゃない｣


相｢…！？｣

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