ずっと… 【終わりのセラフ】3

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優一郎たちが話し込んでいると地下に向かう階段からグレン達が登ってくる


優｢お！グレンたちも戻ったぞ！A！！｣



『あ、優ちゃん』



Aを見つけた優一郎は走り出し無事を確認し抱きしめる



『、わっ』



飛びつかれた勢いで地面に座り込む



ﾎﾟﾀｯ



先程の吸血鬼との戦いで負傷していたAの腕から血が垂れ地面につく


優｢これ…怪我大丈夫か…？｣


『ん…あぁ…こんなのすぐ治るよ気にしないで』


優｢…あんま、無理すんなよ｣




与一｢ボロボロだよ…｣



心配するシノア隊の元にグレンが近づく



グ｢……ちゃんと殺ったか？｣


優｢当然、そっちは？｣


グ｢楽勝に決まってんだろ｣


優｢うそつけっ｣



グ｢鳴海｣


鳴｢なんでしょうか中佐｣



グ｢お前から見たチームワークは？新入り共は役に立ったか？｣


グレンの問いにシノア隊は鳴海の方に目線を向ける


それに気づいた鳴海は一人一人目線を合わせていく
そして最後に優一郎の方へ目線をずらすと満面の笑みで親指を立てている


鳴｢…思ったよりは……いえ、新入りとは思えないくらいよく動いてくれました｣


鳴海に褒められたシノア隊は喜びの声を上げる


優｢だろ？だろだろ？｣



笑顔の優一郎は鳴海に近寄る



鳴｢君は顔がうるさいよ｣


近寄る優一郎の顔をわしずかみにしじゃれている鳴海たちから目線を外したグレンは相原あい子と目が合う



周りにいた人数を数え



グ｢…あい子、犠牲は八人か？｣



相｢あ…｣



歯を食いしばる相原



相｢す、すみません中佐！！仲間を失いました！！｣



頭を下げ叫ぶ相原にグレンは声をかける



グ｢そういう任務だ仲間を失った責任は俺にある｣


相｢ですが！！｣



グ｢黙れ、よく生きて戻った｣



涙が溢れ出す相原


グ｢これで貴族を3匹殺せた残り5匹だ

ほかの部隊は？｣



鳴｢まだ戻ってません｣



グ｢…そうか、だがほかの部隊が戻る前に次の任務を始める｣



優｢ん？次の任務？｣



グ｢さっき報告があった名古屋市役所にいる吸血鬼の貴族クローリー･ユースフォード、チェス･ベル、ホーン･スクルドを襲った部隊が壊滅、20人が人質に取られたそうだ｣



グレンの口から放たれた言葉に全員が驚く

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