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ミカside
孤独を感じる___
「きゃああああ!!
みんな逃げて!!吸血鬼が、吸血鬼が来たぞおおお!!」
廃墟とかした町に1人ミカエラが歩いているとその姿を見た子供たちがいっせいに逃げ出す
ミカエラはただその光景を眺める
「嫌ぁあああ!!
お願い
殺さないで!!」
泣きながら走っていた女の子は荒れた道のくぼみに足を引っ掛け転ぶとラクスはその女の子の首を掴む
ラ「騒ぐなよ、家畜を殺したりしない
血を吸うだけだ」
プシュッ_
ラクスはその女の子の首に牙を立てる
ひどい孤独__
ミ「はっ…はっ…」
血だ…血が飲みたい
そう思う僕はもう人間じゃない___
パタタッ
血を吸い終わったラクスは息絶えた女の子を地面に落とす
ラ「あはぁ美味しかった
やっぱり血は直接吸うに限るなぁ」
ミ「…家畜は殺さなかったんじゃなかったの?ラクス・ウェルト」
ラ「へ?
あーそうだなしまった俺いっつも吸ってると気持ちよくなって殺しちゃうんだよなあ
ま、1匹くらい問題ないでしょ」
走り逃げ回っていた子供たちはフードを被った下位の吸血鬼達に捕まえられていた
ラ「ところでミカは飲まないの?
都市防衛隊の俺たちが直接人間の血を飲めるのは外に出た時だけだぞ?」
ミ「…いらない」
ラ「少食だなぁ」
?「どうした?」
ミカエラとラクスが話しているとそこにフードを被っていない吸血鬼が近づいてくる
ラ「あ、レーネ
ミカが血を飲まないんだってさ」
レ「なぜ?」
ラ「さあ?」
レ「まあどうでもいい、ミカエラお前も仕事をしろ」
子供たちを運ぶために止まっていたヘリにミカエラたちは近づいていく
「た…助けて!!」
「殺さないで!!」
泣き叫ぶ子供たちの姿に小さかった優一郎とAの影が重なる
(優「くそ!!俺たちは家畜じゃないんだ!!」
『…うぅ、叫ばないでよお、頭に響くよ優ちゃん〜』)
段々と息が荒くなるミカエラ
ラ「ほんとに飲まないの?名古屋には何人もの貴族の方々がいて貴族ごとに集落とルールがあるって聞くきっと自由に血は吸えないぞ?」
ミ「僕は、人間の血に興味がないんだ」
息を荒くするミカエラはラクスに背を向ける
ラ「…へ?そんなはずないでしょじゃあ何に興味があるんだよ?」
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みぞれ(プロフ) - 柊さんの小説にハマってしまってご愛読させてもらってます!ミカと夢主の関係がとっても大好きです!質問なんですが優一郎の成り代わりの小説でiDを書かないと見れない状態ですがiDを教えていただけませんでしょうか? (8月2日 19時) (レス) id: 9b3205f0ca (このIDを非表示/違反報告)
柊 月(プロフ) - まとめてのお返事になりますが、コメントありがとうございます。お話が好きだと言ってくれてとても嬉しいです。自分なりに時間を見つけゆっくりと更新出来たらなと思ってますのでどうかこれからもよろしくお願いします✨ (2022年10月22日 10時) (レス) @page50 id: 7c279692c1 (このIDを非表示/違反報告)
うみうみ - この作品めっちゃ好きです!応援しております!! (2022年7月12日 3時) (レス) @page45 id: 615b42b25b (このIDを非表示/違反報告)
◎SaE(プロフ) - 応援してます (2022年5月19日 18時) (レス) @page42 id: 522d62b950 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 私、最近終わりのセラフを知ったのですが、凄く気に入りました‼️特に夢主さんとシノアさんが大好きです!!!このお話もとても楽しませてもらっています。ゆっくりで無理せず更新頑張っていただけると嬉しいです!!!応援しています✨ (2022年4月30日 21時) (レス) id: 19510e3ea2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 月 | 作成日時:2021年10月4日 0時