4 ページ4
『、、、もぅ寝る。おやすみ』
｢あ、ちょっと…｣
きっと遊びに行けなくなってしまったことを全く納得出来ていない。全てを諦めたような暗い顔に、心が痛くなる。あんなに必死に頑張ってきた子に、神様はなんて意地悪なんだろう…
｢明日、行くと思います。朝、俺が送るんでお迎え大丈夫です。｣
マネ｢よかった。了解、ありがとう｣
マネージャーに連絡を入れ、俺も布団にはいる。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
目が覚めると、8時過ぎ。涼介が家を出るのは10時だから今から、2人でゆっくり朝ごはんでも作って、少しでも楽しく過ごせたらな…
｢涼介ー？｣
隣で寝ていたはずの涼介が見当たらない。
｢シャワーあびてるの？｣
家中あちこち探すけど、見つからない。いる雰囲気も感じられない。
｢どこいった…？｣
涼介の部屋を覗きに行くと、机の上に堂々と置かれていたカチューシャがなくなっていることに気がついた。
「、、、まさかっ！！」
涼介のGPSを開くと、やっぱり夢の国に…GPSを切らなかったのは、忘れていたのか、はたまたどこかでは仕事に行かないと行けないと分かっている涼介の理性か…
とにかく急いで迎えに行くことにした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
どれだけ飛ばしても、それなりに距離があるから10時を回ってしまった…
平日でもそれなりに混んでいる駐車場になんとか車を停め、GPSを頼りに探しに向かう。
被り物をしてても違和感ないこと、そもそも一目散にゲートに向かう人ばかりの空間で、あまり目立つことなく花壇に腰掛ける後ろ姿を見つける。
ﾄﾝﾄﾝ
『ﾊっ！！！』
「行くよ。」
ここで騒ぎを起こす訳には行かないことは、彼も分かっていて、腕を俺に掴まれたまま大人しく着いてくる。
ﾊﾞﾀﾝ「よしっ…ちょっと時間ギリギリだから、飛ばすね、気をつけてね」
車のドアをしめ、出発する。
「、、、」
『、、、』
「ごめん、朝来るだけでも一緒に来ればよかったね。」
『、、、』
「涼介はさ…今日どうしたかったの？」
『、、、』
「どーしてあげられたら、よかった？」
『…ごめん、』
「いや、、、」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ(車内スピーカー)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏夢(プロフ) - IAさん» お待たせしました！12で始まりましたが…リクエスト読み直して、反省です。後半めちゃくちゃずれちゃったので、今回はこのまま…（すみません）。ありちねひか世界線を別に作ってもいいですか、、細かく指定いただいてるのを失念しておりました…申し訳ないです。 (12月29日 4時) (
レス) id: c68ec1b37a (このIDを非表示/違反報告)
奏夢(プロフ) - R9OTGLJBAWVIltlさん» 大変お待たせしました！9の方でリクエストいただいた肺炎題材の話が今日から始まりました！ちょっと長めですがよろしくお願いします！！ (6月27日 2時) (レス) id: c68ec1b37a (このIDを非表示/違反報告)
奏夢(プロフ) - IAさん» 具体的なリクエストありがとうございます！！！すごく面白そうですね！Dear時代をベースに書いてみたいと思います。ありがとうございます！アップロードがいつになるかは分かりませんが、書き始めてみます！ (5月25日 2時) (レス) id: c68ec1b37a (このIDを非表示/違反報告)
IA - リクエストです！いつでもいいので割と具体的に書いてほしいです〜 (5月24日 21時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
IA - 責任を感じた涼介くんは看病に専念(付き添いとしてありちねひかも)→元気になったら嵐とJUMPでご飯(打ち上げ的な？)→終わり (5月24日 21時) (レス) id: 94048c48c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奏夢 | 作成日時：2022年12月4日 2時
