題名のない物語 (ページ14)

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No.１４ページ14

伊野尾「俺ね、幼稚園に入る前からの友達がいたの」

髙木「それが知念？？」

伊野尾「違うよ、その子小学4年生の時に事故に遭って急に俺の前から消えちゃったんだ」

髙木「そう…だったんだ…」

伊野尾「それで俺が落ち込んでる時に、転校生で学校に入ってきたのが知念で、俺の目の前に来て」

～回想～

知念「ねぇ、僕と付き合ってくれない？？」

伊野尾「ほぇ？？」

知念「伊野尾くんだったよね？僕、知念侑李。今度から伊野尾くんのこと”伊野尾ちゃん”って呼ぶね！」

伊野尾「知念くんだっけ？何でちゃん呼び？？」

知念「だって、伊野尾ちゃん女の子みたいに可愛いもん！付き合ってくれるよね？？僕と！」

伊野尾「う…うん。いいよ？」

～回想終わり～

伊野尾「俺はさ、この時付き合うとかよくわからなかったの。」

髙木「で、それで知念が付き合ったと思ってるってこと？」

伊野尾「まぁ、そういうこと」

髙木「ふ～ん」

伊野尾「てか、大ちゃん遅くない？？」

髙木「確かに、有岡くんトイレ行くって言ってたけど…」

伊野尾「遅いね」

髙木「俺、ちょっと見てくる」

有岡「ふ～。ごめん！遅くなった～！」

伊野尾「大ちゃん遅いよぉ～！」

俺はこん時知らなかったんだ

大ちゃんの謎を…