にくいあの子。みにくい私。【ツイステ】

・fifteen ページ17

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目を開けるといつも通りのボロい天井…







ではなく、白い綺麗な天井






はい、昨日いきなりオンボロ寮を追い出されて






イグニハイドに来たAです





異世界何が起きるかわかったもんじゃないね






慣れないベッドで寝たからか、オンボロ寮の固い






それ、布団っていうか板じゃね？






っていうベットに慣れてしまった私は





フッカフカの布団にも関わらずよく寝つけませんでした





自分でも哀れだなと思う


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『おはよう〜リドル、ジェイド』




クラスメイトであるリドルとジェイドにいつものように挨拶する






2年生にして寮長と副寮長である優秀な彼らは





ホームルーム前にも関わらず予習をしている





私も昨日まではオンボロ寮寮長だったんだけどね



…笑えねぇ





リ「おはよう、A」



ジ「おはようございますAさん
どうやら顔色が優れないようですが？」





さすがジェイド


闇商売で人の顔色を常に伺ってるだけあるな






リ「言われてみれば確かにそうだね。どうしたんだい？」






『実はかくかくしかじかで…』




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リ「それは災難だったね…」



ジ「言ってくださればﾌﾌﾞオクタヴィネルの僕の部屋で共同生活でもﾌｯよかったのにﾝﾌ」





心底同情する顔を向ける大天使リドルと



人の不幸と困りごとが大好物なジェイド




ジェイドお前覚えとけよ





『ほんとあの、クソカラスは許さない』






リ「それにしても女子か…この学園の紅一点となると大変だろうね」




ジ「私も陸の女性と言うのには興味あります」






『やっぱり二人も気になるの？』





ｽﾞｷｽﾞｷ





リ「騒ぎさえ起こさなければいいね、特に昨日のハーツラビュルの一年は…」




ジ「僕もそこまでは…あぁ、でもフロイドはどうでしょうねふふ…」




ｽﾞｷｽﾞｷ




『そ、そっか…』




なんでだろう、この胸騒ぎ



何か、この何気ない日常が崩れるような気がして






ト「五分前だ、席に着け」






リ「おっと、じゃあ今度何でもない日のパーティーに招待するよ」





ジ「僕も転寮祝いにモストロ・ラウンジで何か奢りますよ」






『うん…二人ともありがとう』









この細やかな日常がいつまで続くのかな

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