Never Say Goodbye 【LDH 短編集】

#共同作業 【白濱亜嵐】 ページ10

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…トントントントン_______




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心地よく野菜を切る音が響くとともに

突然体に重みが訪れる。






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「ねえ、ちょっと、危ないよ」

「えー」





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包丁をまな板の上に置き、
私の腰に腕を回す彼の方を振り返る。


そこには、ぶすくれた顔したイケメンが。






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「俺、今、構ってタイム入ったんだけど」

「…だってお腹すいたって言ったの亜嵐じゃん」







「いいからいいから、一旦中止」





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そういって亜嵐はお鍋にかけてた火を止め、
私の手を無理矢理洗って拭いて

ぐいぐい腕を引っ張りソファーへ




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「…あとで手伝ってよ。」

「わかってる、ちょっとだけイチャイチャしたいだけ。」

「なにそれ、…っ」





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突然野獣と化した亜嵐に唇を奪われる。

時々入れられる舌が熱く
私の頭の中をふにゃふにゃに溶けさせる。



彼の構ってタイムは
甘々の甘々すぎて、密かに私の楽しみでもある。




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「A、お醤油とって」

「はーい」

「あとねー、ギュッてしてて」




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邪魔したから俺がやる。って
野菜を切ってくれてる彼を後ろから抱きしめる。


がちがちに鍛えられた腹筋
大好きな亜嵐の匂い

彼の優しい声







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2人でご飯を作るこの時間が好き。


最初は全然料理ができなかった亜嵐も
日を重ねるごとに上手くなった。




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「結婚しても一緒に作ろうね」









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そう言って
優しく微笑む彼が、だぁーいすき






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また一つ甘いキスが落とされた。







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