ちょっとまとうか!?【第五人格】 (ページ36)

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『なんかいい案とか出たー？』

私が首をかしげながら聞くと、エミリーは話がそれたことに少しほっとしているのか安心したような顔で

答えた。

ｴﾐ「とりあえず明日はパーティーみたいに、今日は軽く顔合わせ的な感じでいいんじゃないかしら？」

まあ、明日大勢でなら今日は軽くで確かにいいな。

『いいね。まあ、顔合わせといってもしばらく話す感じだろうけどね』

ｴﾐ「確かに、明日のことも話しておきたいわ」

明日のことも軽く話しとかないと、行き当たりばったりだったら大変だろうしなぁ…

ｳｨﾗ「今日はエミリー試合あるっていてたから…夕方のほうがいいのかしら？」

ｴﾐ「いや、明日いけることもあるし、気にしなくていいわよ？」

ｴﾏ「んー…確かに明日みんなでいけるから、何か伝言とかあったら言ってなの！」

「…ねえねえ、今日あたしたちも一緒に行っていーい？」

今日の予定を話してると後ろから幼い声がした。

振り返ってみると私の胸くらいの身長のかわいい女の子が見上げていた。

あれ？こんな子昨日いたっけ？

エミリーたちのほうをみると、エマちゃんがにこっとしながら答えてくれた。

ｴﾏ「この子は昨日疲れて寝ちゃってたなの、だから昨日はいなかったなの！」

確かにこの見た目だったら寝ちゃってるのは納得かも…

『そうだったんだ…それで名前はなんていうのかな？』

私がかがみ視線を合わせながら聞くと、その女の子は困ったような、戸惑うような反応をした。

そして一緒にいたイライさんとヘレナちゃんの後ろに隠れてしまった。

えっ…私何かやらかしたか？

またエミリーたちを見ると、少し困ったように答えた。

ｴﾐ「この子はね、名前がないのよ」