ちょっとまとうか!?【第五人格】 (ページ35)

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-Story35- ページ35

ｴﾏ「…何の話なの？」

エミリーの雰囲気で少し不安げにしながらエマちゃんが聞く。

そうするとエミリーはエマちゃんを何か伝えたげにちらっと見た。

『そんな深刻な話じゃないよ？ただ、私のこれからってことだけだから』

そう、何でもないように笑いながら言った。

そうするとエマちゃんとウィラは一瞬止まった後、Aちゃんのこれからのこと…と軽く息をのむよう

にした。

取り合えず余計な心配させるのはよくないよね。

やっぱりナイチンゲールさんが言っていた条件のことは…決めてからとか、後からのほうがいいよね？

まだ決まってないんだから…。

ｴﾐ「…それで？どうだったのかしら？」

エミリーはさっきからきいているのに一向に返事が来ないことに関して、イライラしてきたようで少し低

い抑揚の少ない声で言った。

『えっと…？』

この勢いだったらさっさと行ったほうがいいかな…？

後で言っても怒られそうな感じもするし。

そう私がまた考え始めると、しびれを切らしたエミリーが

「私、ナイチンゲールさんに聞いてきたほうが早いかしら？」

と、凄みのある笑顔を向けてきた。

『ｱｯ､ﾊｲ｡別に問題ないそうです』

エミリーの圧に押されながら答えると、三人はほっと肩の力を抜いた。

一応条件があるとはいえ、私がここにいるということに関してはいいと言われたので、問題ないと言って

も過言ではないだろう、きっと。

ｴﾐ「それなら脅かすんじゃないわよ！却下されたのかと思ったわ。」

ｴﾏ「問題ないのならよかったなの！」

ウィラだけはほかの二人と同じようにほっとしているようではあったが、怪しむようにじっと見ていた。

『それでさっき何か話してたみたいだけど何話してたの？』

ｴﾐ「さっきの話なら、今日のことについてよ」

入ってきた一瞬は少しピリッとしてた雰囲気だったからほかの話してた気がするけど…

触れないほうがいい感じかな？

『何かあったの？』

これでさっきの雰囲気のもとが今日ハンターさんたちのとこに行くことだったら…どうしようもないか

私がそう思いながら聞くと、特に何かとあったわけじゃなさそうだった。

ｳｨﾗ「いえ、特にないけど何しようかしらねって話してたの。」

エマちゃん、笑顔ひきつってるっww

きっと何か隠してるんだろうけど、さすがに詮索しないほうがいいだろなぁ

そう思い何も気づかないふりをして喋る。

『なんかいい案とか出たー？』