ちょっとまとうか!?【第五人格】 (ページ33)

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着替えを終え、洗面所へと駆け込む。

さすがに私のこれからに関係するのにうかうかしてられない…

呼ばれてから多少時間は立っているだろうから、これ以上待たせるわけにはいかない。

そう思いつつ、顔を洗い歯を磨いていく。

歯ブラシや歯磨き粉などは、ホテルのような感じでおかれてた。

ありがたい…

服も着替え、髪も軽くまとめたら、小走りで部屋を出た。

『ふー…。よしっ』

昨日のナイチンゲールさんの部屋につき、呼吸を整えノックする。

コンコン

『Aです。入ってもよろしいでしょうか？』

ﾅｲ「どうぞ。」

昨日と同じ抑揚の少ない、ナイチンゲールさんの声。

どうぞという声を聴き、失礼しますと少しおいてから入った。

ﾅｲ「おはようございます。いきなり呼んでしまって申し訳ないのですが、主から昨日のことで言伝をあづ

借りましたので。」

やっぱり、昨日のことか…。

『…はい。大丈夫です、ありがとうございます。』

ﾅｲ「では、言伝を簡潔にまとめますけれど【ここにいるなら、試合に出ろ】っということです。今、いる

人たちのようにここで暮らすということですね。」

淡々というナイチンゲールさん。

きっとここはみんなの話を聞く限り、自由は多いのだろう。

それで私は帰れるめどは一切立っていない。

これはすぐ決めないといけないことなのかな…？

少し、数日間だけ考える時間が欲しい…。どちらにするかの覚悟も。

『え…それって、今すぐにですか…？期限とかってありますか…？』

ﾅｲ「期限は10日間とおっしゃっていました。ちなみにこれは試合の練習とかも含まれて、だそうです。」

この言い方的にその主というのはもう私がここにいる前提で考えているようだった。

そりゃ、可能性的にはここにいるというほうが高いとはいえ…

まあ、数日間は考えれる…はずだ。

『…少し考えさせてください。』

ﾅｲ「別に問題ないですけど、今日から10日間ですので、過ぎた場合こちらの判断でどうするのか決めま

す。そこのところを気を付けてください。」

ナイチンゲールさんはそういうと、退出を促した。

私はそれに従い部屋を出、とりあえず自分の部屋へ帰ろうと歩き出した。