story46 ページ48
涼「じゃあ… はいっ」
そう言って両手を広げる涼太くん
「ふぇっ？」
びっくりしすぎて変な声が出ちゃった
涼「ふふっ 抱きしめてあげるから おいで？」
「え、何で…えっ、いいんですか？」
涼「うん、だってぎゅーってして欲しいって顔してるよ？笑」
わ、そんな顔に出てたんだ
というかそれを察してくれる涼太くんってやっぱり私の心読めるんじゃない？
「じゃあ…」
そう言って涼太くんの胸の中にポフっと体を預けると、背中に腕がまわってきた
涼太くんの体温と甘い香りに包まれて凄く落ち着く
「ふふっ 幸せすぎてこのまま溶けちゃいそう」
涼「俺もAちゃんといるとなんか落ち着く」
そう呟くいつもより少しトーンの低い声が心地いい
ああ、涼太くんにそう言ってもらえるなんて本当に嬉しいな…幸せ者だな私
「涼太くん」
涼「んー？」
「私って涼太くんにとってどんな存在ですか？」
気づけばそんなことを口にしていた
すると抱きしめる腕の力を強められて
少し苦しい
「涼太くん…」
そう呟くと涼太くんは抱きしめる腕を緩ませ
体を離して見つめ合う
涼「俺さ…あの日窓越しにAちゃんを見た時からなんかこの子いいなって思ってて」
涼「教室でまた君を見つけた時、嬉しくなった自分がいたんだ」
涼太くんの言葉１つ１つが私の鼓動の速度を高めて
私を真っ直ぐに見つめる大きな瞳に吸い込まれそうになる
涼「俺はずっとAちゃんのこと…」
これってもしかして…
ずっと聞きたかった答えが聞ける？
そう思った時だった
隼「涼太くーん！今からTwitter用の動画撮るってー！」
隼くーん！…泣
涼「ふふっ笑 まだ早いってことかな」
「えっ、あの涼太くん…」
涼「続きはまた今度の方がいいみたいだね…暗くなってきたから気をつけて帰ってね」
そう微笑んで私の頭をポンッと撫でた
聞きたかった言葉はまだお預けみたい
いつになったら聞けるのかな
答えをもらったときには笑顔でいれるといいな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 514人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るな(プロフ) - milkcocoaさん» こっちにもコメントしてくださってたみたいで気づかなくてごめんなさい汗、35以外はご指摘して頂いた通り間違ってたので訂正させてもらいました！ (2018年3月5日 9時) (
レス) id: 9045aa3859 (このIDを非表示/違反報告)
milkcocoa - 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2018年2月16日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
milkcocoa - 何度も続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じくstory46のここの台詞 そう呟くと涼太は抱きしめる腕を緩ませ これくんが抜けてませんか？ 正しくは涼太くんはではないんでしょうか？ (2018年2月16日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
milkcocoa - またまた続けてのコメントですみません(･_･;) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 story46のここの台詞 そう言って涼太を広げる涼太くん これ正しくは両手ではないんでしょうか？ (2018年2月16日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
milkcocoa - また続けてのコメントですみません...。 story36のここの台詞 涼太くんは私に一瞬の触れるだけのキスをした これ一瞬触れるではないんでしょうか？ (2018年2月16日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るな | 作成日時：2018年1月6日 8時
