遠距離ポスター

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you side




抱きしめた腕を離して

今度は私を見つめる涼太くん




戸惑って視点に困ってたら、頰を包まれて目を合わせられた






静かな時間が私達の間に流れる






涼太くんは今何を思ってるんだろう…







暫くすると涼太くんはにこっと微笑んで


涼「髪、濡れてるから乾かそうか」




そう言って洗面所にドライヤーを取りに行った









緊張と体の力が一気に抜けてその場に座り込む


びっくりした…




まだ心臓がドキドキいってる










リビングに戻ってきた涼太くんからはさっきまでの動揺してる感じはみられなくて




こっち来てと手招きされる


ソファに座ってる涼太くんの前に座って髪を乾かしてもらう





ドライヤーの風と髪に触れる涼太くんの手が時々くすぐったくて


でもそれが凄く心地いい




涼「Aちゃん髪サラサラだね」




「ほんとですか！嬉しいです！」



「涼太くんが髪の毛フェチって言ってたのでトリートメントとか頑張ってるんですよね〜」




涼「よく分かってるね〜嬉しいな〜」





髪の毛気遣ってて良かった！




こんなところで効果発揮されるなんて…


1ヶ月前の自分じゃ想像できなかっただろうな〜








なんか髪乾かしてもらうのって付き合ってるカップルみたい




漫画とかドラマで見る憧れシチュエーションだよね



涙のPVの裕太くんを見てあの女の子羨ましい〜とか思ってたな〜





涼「なんか彼氏彼女っぽいね」



「ええっ！」




涼「なに？俺変なこと言った？！」






「涼太くん私の心読めるんですか？」





「お兄はそんな能力も持ってるんですね…」



バスも蹴るしフェンス飛び越えるし心まで読める！やっぱ人間離れしてるなあ…






涼「いや、お兄関係ないだろ笑」





「ですよね無理矢理こじつけすぎました笑」






なんてボケをかまして

やっとさっきの緊張が薄れて自然になってきたなと思ってた矢先





涼「ねえ それってさ 」









涼「俺もAちゃんも考えてること同じだったってことじゃない？」





なんて涼太くんは言った

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