diamond honey (ページ9)

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act7 ページ9

涼太side

昔から好きな子が出来たら攻めるタイプだから

驚いてるAちゃんを気にせず放課後連れ出してみた

普段は真面目で物静かなのに

俺といる時はサバサバして強気な素を見せてくれる

そんなキャラなのに意外と超甘党だったり

あといくつのキャラを持っているんだろうと一緒にいて楽しくなる

話題を振ると楽しそうに応えてくれるから俺も嬉しくなる

でも友達止まりじゃ満足なんて出来ないから

もう少し攻めてみようと思う

涼「ねえ、それ一口ちょうだい？」

そう言ってキャラメルラテもらって飲んでみたら
ほんとに激甘だった

でもそれよりAちゃんの反応が気になって

あ、顔赤くなってる

かわいいな～

こういうの見てるとやっぱり少し意地悪したくなるわけで…

涼「飲まないの？」

「え？いや…飲む飲む」

そう、そうやって俺のことをもっと意識して欲しいんだ

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その後は何もなかったかのように他愛のない話をして

いろいろ話していると少しずつAちゃんの過去が見えてきた

涼「え！Aちゃん中学でバスケ部だったの？」

「うん、自分で言うのも何だけど結構強いチームだったんだ」

涼「聞けば聞くほどギャップが凄いな」

「メガネの地味キャラやってる方がボロが出なくて済むから…って何でもない今の忘れて」

涼「…やっぱり中学で何かあったの？」

「涼太くんには関係無いじゃん…」

涼「そうだけどさ…」

地雷踏んじゃったかなって思ったけど

関係無いじゃんって言ったAちゃんの表情は少し寂しそうで

勝手な想像だけど、助けてって声が聞こえてきそうな顔だった

その不安ごと受け止めてあげたいから

俺の隣で笑顔を見せて欲しいから

もう少しだけ君の心に入り込むことを許してほしい