relation3 ページ26
帰り道にAが
「私さ、涼太に告白しようかなって考え始めてるんだよね」
玲「おお…」
突然の報告に驚いた
「でも今の関係が壊れるのも怖いな…」
玲「Aなら平気じゃね?」
「玲於が言うなら大丈夫な気がしてきた笑」
「なんだそれ笑」
好きな人が別の奴に告白するのはやっぱりどこかモヤモヤする気持ちもあるけど
本当にAなら大丈夫だと思ったし、こいつには笑顔で幸せになって欲しいって思った
「ありがとう玲於、私頑張ってみるね」
玲「頑張れよ」
告白することを決意したAの横顔は凄く綺麗で
やっぱり俺は恋をしてるこいつが好きなんだなって思った
・
・
でもそれは急に崩れていく
「あ、涼太だ…」
指差した方向を見ると
引き込まれるように何故か1人でゲームセンターに入っていく涼太くんを目撃して
「玲於行こっ!」
玲「おい、ちょ、お前!」
強引に手を引かれて俺達も中に入る
今日はなんでか、こいつ可愛いなって思うタイミングが多くて
そのせいで無駄に意識して手を繋がれただけで少し頰が赤くなる
やば、俺超ださいじゃん…
でもそんなことも気にせずAはどんどん中に進んでいく
「りょう…」
女の子2人組と話している涼太くんを見つけて声をかけるAの動きが止まった
「あれ片方うちの制服だよね?」
玲「うん、お前誰だか知ってる?」
「知らない…でも涼太の知り合いっぽいね」
知らないとは言ってたけど多分Aは心当たりがあるんだろうな
嘘つく時の右上を見る癖が出てる
悲しそうな横顔を見て、これ以上ここに居させるべきじゃないと思った俺は
玲「…帰るか」
Aの手を引いてその場を後にした
106人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - るなちゃんこっちにも来たよ (2018年4月10日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るな | 作成日時:2018年2月14日 19時