diamond honey (ページ24)

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君と僕の関係 relation1 ページ24

玲於side

「ねえ、どう思う？」

玲「どう思うも何も、それは涼太くん Aに気があるでしょ」

「だよねえーーーー、、う～ん」

そう言って彼女はアイスティーをストローで一気に飲み干した

そしてカランカランと音を立てて氷をストローで回している俺に

「玲於は？」

玲「は？何が？」

「なんかさ、ないの話のネタ！！」

玲「あー…無いってわけじゃないけど…」

そう言って俺が今日の課題テストがどうだとかテキトーに話し始める

これが俺らのいつものパターン

“玲於！相談したい事があるから放課後空けといて”

昼休みにこいつから連絡が入って

放課後になると隣の俺のクラスに来て

「玲於、行くよー」

なんて俺の腕を引っ張って…連行って表現が正しいかな、いつものカフェに入る

そこでAの恋愛相談を受ける訳なんだけど

どういうわけか話の内容の8割は

今日の涼太くんのここがかっこよかったとか、優しかったとかそんな話しばかりだ

相談なんて言うけど話をして俺に肯定してもらって自信をつけたいんだと思う

普通の男ならAの話は10分で飽きるだろう

じゃあ何故こんなに付き合えるのか

答えは簡単

・

俺がAを好きだからだ

1年の4月から同じダンス部で仲良くしてたけど

その時は恋愛感情は無かった

好きになったのは秋頃だったかな

あいつが涼太くんを好きで俺に相談や報告をしてきて話しているうちに

ああ、俺こいつのこと好きなんだって気付いた

でも誰かに恋をしているAのことを好きになった訳だから邪魔をするつもりは無い

Aが幸せなら俺の想いは届かなくていい

笑顔で好きな人の話をしている横顔がキラキラと輝いていて好きだから

そう思ってこの役割を続けていた俺の周りに

予想外の動きが始まり

外の花壇にある紫陽花がこの物語の始まりを告げようとしている

・

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こんばんは！

新作で、ショートストーリー集を作りました

sweet & bitter

連載は今まで通り続けつつ思い付いたら更新していきたいと思いますのでこちらもチェックして頂けると嬉しいです^ ^