diamond honey (ページ3)

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act1 ページ3

涼太side

俺には今好きな女の子がいる

高橋Aさん

正直最初は全然タイプじゃなくて好きになるなんて思わなかった

クラスでは優等生だけど目立たなくて、男子がからかうと本気で怒る冗談通じないタイプ

男「お前なにそのキーホルダー似合わねえ～笑」

サッカー部の一人がそう言ってからからうと

「うるさい、ほっといて！」と怒った彼女

まああれはあいつが悪いのもあるけどそんなに本気で怒らなくてもいいじゃん…

冗談ってやつだよ

膝丈スカートにきつく結んだ髪

真面目そうな銀縁のメガネ

まさに優等生って感じの彼女

俺らサッカー部と仲のいい女子はみんなメイクしておしゃれして女子！って感じだから

高橋さんはあんまり関わらないタイプの人

カバンにウサギのキーホルダーがついているなんて
意外と女の子っぽいところあるんだね

そんな彼女に一目惚れしたきっかけは

部活帰り何気なく入ったゲームセンターで

他の学校の友達と遊んでいた彼女を見つけたとき

一瞬わからなかったけど、うちの高校の制服にあのキーホルダーは彼女しかいないと思った

放課後の彼女はメガネを外して結わいていた髪を下ろして巻いていた

スカートも短くなって

正直スゲえかわいいって思った

目があって俺を見てびっくりする君

涼「高橋さん？」

思わず声をかけると驚いて固まってる

涼「学校と雰囲気全然違うね」

「あ、りな…友達がやってくれたんです」

りな「この子本当はかわいいのにもったいないですよね？」

「ちょっとりな！」

涼「うん、こっちの方がかわいくて俺は好きだな」

なんて言ったら顔を赤く染めるAちゃん

ああ、これって

一目惚れってやつかな

つい昨日までは仲良くなれないタイプなんて思ってたのに俺って単純だなー

もう１つの顔を持つ君に惹きつけられてるよ