diamond honey (ページ12)

今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:18,438 hit

act10 ページ12

you side

数原先輩に声をかけられて久しぶりにバスケの話をして楽しかった

教室に戻ったらなぜか涼太くんが不機嫌そうで

龍友くんと何話してたのなんて不安な顔してるから

「ねえなんで涼太くんはそんなに私のこと気になるの？」

いっそのことはっきりさせたい

私の事好きだから？

それとも私の勘違い？

「私のこと…どう思ってる？」

耳を赤くした涼太くんは

私の目を見てにこっと微笑んでから

涼「好きだよAちゃんのこと」

嬉しかった

恋をするのは当分いいって思ってたけど

素を出せて一緒にいて落ち着くのは涼太くんだけだったから

彼の隣で自然体で笑顔でいて良いんだって

これからも両方私だからどっちの私も好きでいてほしい

本当の強気な性格の私も

演じてる真面目で地味な私も

「涼太くんのこと好きになって、静かに過ごすはずだった高校生活の予定大きく変えちゃったんだから
責任とってよね」

素の私は素直になれないらしい

涼「そりゃもちろん、守るよ Aのこと」

「ほんとに？普段の私は地味メガネだけど？」

涼「Aのことまるごと愛しちゃう自信しかないね」

「強気…」

涼「んー？どっちが強気なんだかね？笑」

「…うるさい」

涼「ふふっ素直じゃないな～」

涼太くんを好きになれてよかった

でも！攻められっぱなしもムカつくから私だって！

「…好きだよ涼太」

久しぶりに男の子を呼び捨てしたらなんか恥ずかしかった

でも効果覿面だったみたいで

涼「っ！それはあかんわ…」

「顔真っ赤笑」

涼「表のAちゃんは積極的で困っちゃうな～笑」

そういった涼太くんは私の腕を引いてキスをした

「～っ！！涼太くん！」

涼「あれ？涼太って呼んでくれないの？」

「よ、呼ばないし」

涼「さっき言ってくれたじゃんほら呼んでみて？」

うっ、、確信犯かこの人…ニコニコしてるけど悪魔だ！

「…涼太」

涼「ん？なにー？笑」

ほんとこの人に会ってから私のペース乱されまくり

…まあそれが嫌じゃないんだけどね

「ありがとうどっちの私も好きになってくれて」

そう言って私は今度は自分から涼太にキスをした

fin