逆らった４１２回目 ページ14
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赤｢木兎さんには気を付けて｣
｢え？｣
鼻血も止まり、漸くかき氷にありつけた時京治が唐突にそう言った。
京治とは反対側にいる国見もそれとなく耳を傾けていて、きっと梟谷の人しか知らないことでもあるのかな、なんて呑気に思いながらイチゴ味のかき氷を掬った。
赤｢…こんなこと女の子相手にいうのアレだけど、あの人非童貞なんだよね｣
｢は｣
国｢ひ｣
｢……ふ？｣
国｢遅いってば｣
｢いや知らないから｣
赤｢これ真面目な話なんだけど｣
国｢ごめんなさい｣
いつになく真面目な顔をしている(とはいってもいつもと変わらないポーカーフェイス)京治に国見は素直に謝った。
赤｢あの人、見境なくとかそういうんじゃないからまだ良いんだけどさ。でも気になった子とかは積極的に落としに行くタイプで、、、ほらポジティブヒューマンだし振られること考えてないからガンガン行くんだよね。
で、落とした瞬間に捨てるんだよ｣
｢え、そんな人だったの？｣
国｢ねーあーんしてよ｣
｢しないっつの｣
国｢月島にはする癖に｣
｢ツッキーはいいの｣
赤｢…｣
国｢すいません｣
赤｢いや、、あーんするなら俺が先ね｣
｢そこかよ｣
赤｢捨てるだけならまだいいけど、あの人の場合ヤリ捨てなんだよ｣
｢…それはまた、えぐいですね｣
せっかく両想いになったのにそんな捨てられ方するなんて…木兎さんいろんな女の人に恨まれてそうなんですけど。
赤｢で、多分…いやこれは間違いないか、今木兎さんが落とそうとしてるのはAなんだよ｣
｢あー、安心して。絶対落ちないから｣
赤｢本当に？絶対？｣
｢がちで。これは自信ある｣
赤｢よかった、夫枠は俺のままで｣
｢その話何日前の？？｣
安心したようにいつもの冗談(といっても本気らしい)に笑って、またかき氷を掬った。
国｢＿＿＿…それをいうなら、｣
｢｢？｣｣
途中からかき氷を掬う手を止めていた国見が唐突に口を開いた。
国｢及川さんにも気をつけてほしい｣
…や、忠告遅すぎだよ、それは。
既に半分襲われた身だからね、あのタイミングで孝支来てなかったら完全に私の貞操やばみだったからね。
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奏稀(プロフ) - 木兎さんの設定が好きです…非童/貞な木兎さんがどタイプ…！！！ (4月4日 16時) (
レス) @page19 id: c1b9d68e3d (このIDを非表示/違反報告)
風花 - 初コメ失礼しまーす。真面目に言っていいですか、神作者ですね！私も趣味が物語書くことなので尊敬します！更新楽しみにしてます😀 (3月25日 18時) (レス) @page49 id: 46882931fe (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 数年経ってまさかの更新！！本当にありがとうございます！(´；ω；｀) (3月24日 14時) (レス) @page49 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 更新お願いします(´；ω；｀) (3月22日 18時) (レス) @page47 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - 気長に待ってます(´˘`＊) (2022年7月20日 23時) (レス) id: 8e211c9ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霸留
| 作成日時：2018年1月1日 0時
