逆らった363回目 ページ14
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宮「世間は忘れてったけど、俺は今までずっと覚えてたで
Aのプレイ好きやし」
「…それは、ありがとうございます」
私がまず思ったのは、“怖い”
誰かからの嫉妬を受けて、誰かわからない相手から怪我をさせられて、さらに暴力を受ける
それも、バレーを二度と出来なくなるように、折れてた脚に何度も強打だなんて
多分同じ小学校の、同じクラブにいた子だろうな
まだ小学生だっていうのに恐ろしいことをするもんだな
宮「自分、ごっつ辛そうな顔してるで」
「…っは、そりゃ、そんな話聞けば、ね」
宮「脚は治ったん?」
「…見ての通り、もう大丈夫ですよ」
宮さんが気にしてるようだから、見えるように脚をあげてぶらぶらさせる
ふむ、と頷いて一言
宮「…白か」
「どこ見てんだよ脚を見ろ脚を」
宮「見えちゃったもんは仕方ないやろ
ちゅーかそんな角度で脚あげたら見えるのわかるやん、見せてるのかと思ったわ」
「…ごめんなさい、気をつけます」
宮「…はは、まぁ、白ってええよな、純粋な感じするし」
変なフォローはいらねえよ←
私は半分余ってた飲み物を一気飲みして立ち上がった
「…はー…、ちょっと飲み物とってきます、宮さんの分も持ってきますね」
宮「おー」
空のグラスを受け取って部屋の外に出ようとした
したんだけど、
「・・・・・・・・・」
宮「ん?飲み物取りにいかないん?」
「…や、あの、」
黒「……………………………………………」
なんかこっち見てる
え?なにこれドア開けたくないんだけど。
ていうかここまで付けてきたの?ドン引きなんですけど。
宮「なんか見え__うわっ、、、うわ、…えっ、うわ、、」
宮さんもドン引きしてるよ
「……この人話聞いてたと思います?」
宮「や、一応防音やし周りの音もあるし聞こえてへんと思うけど」
「ならいいや、この話はやめましょっか」
宮「他に知りたいこととかないん?」
「ありますけど、今聞いたのでおなかいっぱいですのでまた今度」
宮「…また、って、また会ってくれるってコト?」
「ええ、まぁ、覚えてたらですけど」
宮「忘れる前提??」
「多分?」
宮「なんやねんそれ」
話も一区切りついたし、ドアノブに手をかけて今度こそドアを開けようとした
宮「____……」
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霸留(プロフ) - 美鈴さん» ありがとうございますー!黒尾さんの小説じわじわ増えていくんで…(( 今年もよろしくお願いしますね! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - ソルト=塩さん» ありがとうございます!待っていてくれるからとその言葉に甘えっきりにならないよう努めます! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 審神者代理さん» 及川さんはたまに残念だけどサラッとイケメンなことするからやばいですよね (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - チョコたんさん» さぁ…笑 そこらへんはまだ秘密です! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 歩美さん» ありがとうございます!明けましておめでとうございます!今年もカメさんかもしれませんが、何卒よろしくお願いします! (2018年1月2日 8時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霸留 | 作成日時:2017年10月10日 0時