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逆らった308回目 ページ9









ミーンミンミンミンミン…





「ーー、ーーー?」


「ーー、、ー、」





騒がしい蝉の音と、誰かの話し声が聞こえて、いつの間にか閉じていた重い瞼を開けた





兎「ほらー、赤葦がうるさいからA起きちゃったじゃん!」


赤「…木兎さんが変な事言うからですよ」



「………あれ、え、あれ??」





あれ、なんで木兎さんに寄りかかって寝てんだろ


赤葦さんは…木兎さん探しに来たんだろうな、うん




「…すいません、ここ涼しくて、つい寝ちゃいました」


兎「だよなぁ、ここ涼しいよな!

俺もついつい寝ちゃってさ」


「っすよね…ていうか今何時何分ですか?」


赤「そんなに時間は経ってないから大丈夫

ん、立って」


「ありがとうございます」




差し出された手をとって立ち上がる


起きて早々立ち上がったからか、ふらついて赤葦さんに追突した




赤「!」


「ご、ごめんなさい」


赤「……」


「あかあしさん…?」





すぐさま離れようと思ったのに、赤葦さんは私の手を離さずに、繋がれたままの手を見つめた


…え、なに、まさか私の手が予想以上に汗ばんでて引いた?


いやいやまさか!涼んでたし汗はかいてない!手汗なんてかいてない!!






赤「…俺も」

「俺も…?」

赤「だ、」

「だ?」

赤「だぁ……」

兎「いち、に、さん?」

赤「だーじゃないです!!木兎さん先戻ってくださいよ!」

兎「えー俺音駒の構造まだわかってないから迷子になるー」

赤「すぐそこの体育館ですよ!」

兎「えぇーわかんなーい」

赤「、、、」





ニッと笑いながらそういう木兎さんに冷たい視線を送って、ため息をついた





赤「……俺も、Aのこと抱き締めてもいい?」


「え、」


赤「って、聞きたかったんだけど、木兎さんいるからまた今度」


「へ、」





赤葦さんは繋がれていた手をパッと離して、その後にぽんぽんと頭を撫でた


何故か、それがやけに懐かしい感じがした



木兎さんの背中を押して歩く赤葦さんの背中にもまた既視感があって、なんだろう…前にもこんなことがあった気がする




でもどこで?


私が赤葦さんと初めて会ったのはこの合宿でだし…



……まさか、



黒「おいこらA」


「……わぁ、びっくりしたぁ…」


黒「びっくりしたのは俺の方だ

いきなり消えるんじゃねえよ」


「うぇーい」


黒「それは返事なの」


「みーん」


黒「せめてにゃーがいい」


「知らね」←


黒「オイ」

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作品ジャンル:アニメ
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霸留(プロフ) - お稲荷寿司。さん» ツッキーの浴衣姿は見た瞬間鼻血出る…(( 大丈夫です、私既に家族全員にどん引きされてるんで仲間です←何が大丈夫なの… ペース早い方って言われて安心しました笑 応援ありがとうございます!励みになります!!頑張ります!(イケヴォ) (2017年10月10日 0時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
お稲荷寿司。 - やっべぇツッキーの浴衣姿想像してたらニヤけてた.....待って弟引かないで← 更新ペース早いと思います!これからも陰ながら応援しますぜ!(イケボ) (2017年10月9日 22時) (レス) id: e5db7c98c8 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - みるくさん» 絶対かっこいい…!!(確信)ありがとうございます!頑張ります! (2017年10月9日 20時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - ツッキーの浴衣姿とか考えただけでやばいです(*ノдノ)更新がんばって下さい!! (2017年10月8日 0時) (レス) id: 0d22afd88f (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます!好きって言ってもらえて光栄です笑 オチはまだまだ未定です どのキャラとも引っ付けたくて迷走してます…オチ決めするときは読者様の声も参考にしたいと思ってますので、御手数ですがそのときにまた意見をお聞かせください! (2017年10月7日 1時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霸留 | 作成日時:2017年8月17日 23時

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