【HQ!!】神様に逆らった結果、ハイキューの世界に送り込まれました ぱーと７

逆らった３３５回目 ページ36

・









赤｢まぁ、だめとは言えないよね｣




黙っていたらそう言ってにやりと笑った




｢…こんな時に言うのもなんですけど、卑怯ですよね｣


赤｢まずそれ｣


｢え？｣


赤｢敬語外して｣





お願いってそんな感じなの？？え？？？





｢待ってください、他にもっとあるでしょ？？｣


赤｢うん、あるよ｣


｢…うん？｣


赤｢あれ、俺ひとつだけとは言ってないよね？｣




ニコッと少し腹黒さを漂わせるような笑顔でそう言った




｢……赤葦さんってほんと、卑怯ですよね｣


赤｢敬語外してってば｣


｢はぁ…｣





赤葦さんに対して敬語外すなんてすごくハードル高いんだけどわかります？？わかってくれますか？？？？





｢…は、外す｣


赤｢それと名前で呼んでくれる？｣


｢は!?ハードル高いってば!!｣


赤｢はいはい、呼んでみて？｣


｢〜〜っ、…、………け、………………………………京治｣




何コレ照レル




赤｢よく出来ました

んー、次はどうしよっかな｣


｢ちょっと赤葦さん調子乗らないでくれません？？？｣


赤｢……｣


｢……京治｣


赤｢なに？｣


｢…調子乗っちゃやだ｣


赤｢あ、決めた｣


｢今やだって言ったよね？？｣


赤｢変なことは強要しないってば｣


｢……一応聞くけど、次はなに？｣


赤｢俺のいいところ言ってみて｣


｢なんという無茶振り｣




そんなすぐにホイホイいいところなんて出てくるわけ…いや、出てくる、出てくるけどありすぎてまとめられない




赤｢…俺、今少し自信がないから勇気づけてもらおうと思って｣


｢え、自信？｣




あの赤葦さんが？




赤｢この合宿ですごい人たち間近で見てさ

ほら、及川さんとか、やっぱり影山とか


俺はそんなに秀でたセッターじゃないからどうしようもなく不安になるんだ｣





…まぁ、２人はすごいからな…


でも、赤葦さんだって負けてないと思うけど





｢＿＿＿＿そうですね、赤葦さんのいいところ…｣






合宿中の赤葦さんを思い出しながら私は口を開いた

逆らった３３６回目→←逆らった３３４回目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す