逆らった２８３回目 ページ34
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｢ぜろ、はち、ぜろ、、｣
黒｢Aちゃんなにしてんの？｣
夜、またまた黒尾さんより先にベッドに寝っ転がっていた
小さなメモ用紙とスマホを手にしながら
｢今日会った人に連絡先渡されたんで｣
登録しようと思って、と言ったら｢はっ？｣と声を上げた
黒｢それナンパじゃねえの？｣
｢や、ナンパじゃないです｣
黒｢いやナンパだろ｣
｢違いますって｣
黒｢……｣
｢……｣
黒｢ナンP｢ちがうっつの｣｣
登録し終わって、用済みになったメモ用紙をぐしゃぐしゃにして黒尾さんに投げた
執拗い人って嫌なんだよね
黒｢もし会いたいとか言ってきても行っちゃだめだぞ？｣
｢……｣
黒｢んだよその目は｣
｢いや…ほんと蓮に似てるなぁって｣
黒｢そーか？
はは、もう俺のことほんとの兄貴だと思って甘えていーんだぜ？｣
黒尾さんは肘をつきながら、ニカッと笑ってそう言った
蓮｢もっとお兄ちゃんを頼れっつの、アーホ｣
ノイズ混じりに蓮の声が、微かに聞こえた
…黒尾さんが蓮にそっくりだからかな、どうしても重なって見える
その度に私は思うことがあった
黒｢まさかまァたきしょいとか思ってる？｣
｢……いや、、黒尾さんは、誰に甘えるのかな、って…｣
黒｢…え？｣
蓮は、誰にも甘えなかった。私がいたから余計、甘えられなかった。
それなら蓮に似ているこの人だって、
｢いつも黒尾さんが甘えられる側にいるなら、黒尾さんは誰にも甘えられてないんじゃないかって、思って｣
ずっと、自分の気持ちが休まるところなんてなかったはずだ
誰かに甘えたり頼ったりも、きっと方法さえわからなくて出来なかったはずだ
だから余計自分の中に溜め込んで、溜め込んで、それが溢れ出ても抑えて、自分が壊れるまで…いや、壊れてもそのままでいて
それってどれだけ苦しいものなんだろうか
蓮は、どれだけ、
黒｢…まぁ、そうだな
そもそも甘えるとか頼るとかタチじゃねえし
昔から研磨が隣にいて面倒見てきたわけだし、情けない姿なんか見せらんねえからな｣
蓮｢お前に情けねえ姿なんて見せられるわけねーだろうが｣
情けなくたって、頼りなくたっていいのに
｢甘えても、いいんだよ｣
甘えても、良かったのに
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霸留(プロフ) - 紫乃さん» 返信が遅くなってしまい誠に申し訳ありませんでした！！蓮は根っこからかっこいいですからねえ←親ばか。。ドストライクにいけてよかったです、これからも応援よろしくお願いします！ (2017年12月10日 14時) (
レス) id: 49d4123ff2 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - 蓮がかっこいいてか、蓮が欲しい。ください。もう！夢主可愛いんだけど！？どストライク！！ (2017年10月1日 3時) (レス) id: 4dfc068f58 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 遊さん» ありがとうございます、夏だしもっとはっちゃけさせたいと思います（笑） (2017年8月8日 19時) (レス) id: 64be8c441b (このIDを非表示/違反報告)
遊 - エー、なんかこーなんかこーたまに萌え要素入れてくる辺りさすがだなーと思った。もっとはっちゃけてください(笑) (2017年8月8日 18時) (レス) id: 0660f62699 (このIDを非表示/違反報告)
空(プロフ) - 霸留さん» その不思議なノリがいいのです。もっとおかしくなってm((((( おぉ、そうなんですか！！ならばこれ以上は触れませんよ( ´,_ゝ`)← (2017年8月6日 5時) (レス) id: a4050df8bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霸留
| 作成日時：2017年7月12日 7時
