【Splatoon】お前を倒すのは俺だ。 (ページ24)

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Splash 24 ページ24

昔のことを思い出しているうちに試合は終わった。
持っているパッドに上から見たパーセンテージが映る。

五分五分だなぁ...と思いながらジャッジくんの判決を待った。

＿＿＿＿ああ、負けちゃった。

その後に個人のポイント、キルデス等が表示される。

12キル0デス。、、、まぁまぁかな。

私は武器を担いでロビーに出た。

｢もー！A、敵になったら容赦ない！｣

『敵なんだし当たり前でしょ...。それより、お兄ちゃんもデス数0なのが気になるな...』

0キル0デス。まさかずっと自陣にいたとか？？

｢俺ー？バリバリ真ん中に陣取ってたよ｣

持ってるパブロを一回ししてニーッと笑った。

『……うっそだぁ。まさか、敵だからってわざと私と会わないようにしたての？？』

｢うん。キルしたくないからね｣

さも自分の方が強いというようにいった。

一体その自信はどこからくるのか。

｢いっとくけど、俺強いよ？｣

『そんなこといって＿＿＿＿うわぁ！？』

｢＿＿＿俺のこと置いてかないでくれる...？｣

急に後ろから抱きしめられた。

聴こえる声でビフキーさんだとわかった。

｢お前...Aに触るなっていっただろ？あ゛？？｣

｢別に...わかったとは言ってない｣

ビフキーさんは口を尖らせながら屁理屈を漏らす。

兄はイライラしながら私を優しく引っ張った。

｢やっぱりお前、気に入らない。Aに触るなって言ってるのに触るし！｣

｢うーわーシスコン厚かましい。別に君だけのものじゃないよね？｣

｢シスコンじゃねぇぇええ！帰る！｣

｢お兄さんまだ１試合しかやってない！｣

｢ミマリちゃんだってコイツ好きじゃないでしょ!!?｣

｢...まぁ、Aにベタベタするところだけは気に食わないですけど、実力は確かな人でしょう？｣

｢！｣

『？』

ビフキーさんは一瞬驚いた顔をして、すぐに笑って｢じゃあ僕が帰るよ。じゃあね｣と言って帰っていった。

兄は後味が悪いのか少し申し訳なさそうな顔をする。

『あ、リョクさん！』

ビフキーさんが去った直後にリョクさんたちと合流した。