【Splatoon】お前を倒すのは俺だ。 (ページ23)

今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:8,834 hit

Splash 23 ページ23

叩かれたのはミマリだった。

親は息を上げ声を荒らげミマリを罵った。

私と兄は怒り狂う親を見て涙を浮かべていた。

一番痛いのはミマリなのに、ミマリは泣かない。

親は私たちを怒らない。
そのかわり、ほかの人を怒鳴る。

でもそれが逆に私たちのトラウマになって、それから外に出ることはなくなった。

数日後。ミマリはうちにやってきた。

話を聞くとミマリが親をなんとか説得したらしかった。

｢……こんちは｣

ぶすっとしながら、だけど照れたようにいうミマリをみて私はまた抱きついた。

そこから急激に仲が良くなって、今に至る。

✱✱

外に出るようになったのは私が12歳のとき。

最初は、トラウマが残っていたから拒んだ。

けど、ミマリが｢もしものときは保証する｣｢私を信じて｣と目を真っ直ぐ見て言うもんだからＯＫした。

そして３年。

ウデマエ？ランク？そんなのどうでもいい。

ただ、ミマリと楽しくできれば。