【Splatoon】お前を倒すのは俺だ。 (ページ2)

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『……なに、これ』

朝、ポストからハイカラ新聞を取ったらひらり、と二枚の手紙が地についた。

誰からだろう、と思って送り主欄を見た。

不思議なことにどちらも送り主不明だった。

不気味だなぁ、と思いながら片方を開けた。

【明日朝9:00頃ハイカラシティにて。
決闘を申し込む。武器は３Ｋスコープ指定】

そしてもう一方のほうも開けた。

【あしたハイカラシティに来い！
決着つけてやる！】

このふたつの手紙を見たらはぁ？？と思うのも無理はないだろう。

名前も知らない人からの挑戦状だしね。

しかも後者のほうの、時間帯も何も言ってこないから多分馬鹿なんだろうな。

『はぁ...なんか恨み買うことでもしたっけなぁ？』

２枚目の手紙をぐしゃぐしゃにしてゴミ箱に入れ、ハイカラ新聞と１枚目の手紙を手に家の中に入った。

✱✱

｢んー、A、容赦なく殺してくるし試合中目つき悪いから目、つけられたんじゃない？｣

今朝のことを話したらいかにもそうらしいことを言ってくる私のフレンド、ミマリ。

付き合いは長くないけど理解しあってる仲。

『だって視界狭めないと上手く狙えないし、勝つためなら手段選んでられないでしょ？
負けるのは癪に障るんだよねー』

｢あー、そっか。A、キルされたこと一回もないんだっけ｣

『だって隠れてるもん、痛そうだから』

｢うわーずるいなぁ、その戦い方！
バケツ(ﾊﾞｹｯﾄｽﾛｯｼｬｰ:以下バケツ)とかローラーにとっちゃ天敵みたいなモンよ。あ、それと筆系？｣

『でもスペシャル怖いよー』

｢アクロバットで避けるくせに！｣

『へへ、得意分野だもん』

｢ぬぅう...｣

『とりあえず明日行くから、ミマリもついてきてね！』

｢オッケー｣

じゃあまた明日、といって別れた。