【Splatoon】お前を倒すのは俺だ。 (ページ26)

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Splash 26 ページ26

〝｢親に全部話そう｣〟

耳を疑った。

｢正気かお前！｣

｢まーまーどうどう｣

あきらは気が立つ兄とは裏腹に落ち着いて話を進めた。

｢君たちさ、そうやって嘘ついていられるのは長くないことわかってるよね？

15年間外に出ることさえ許されない子が勝手に外に出てた。
そんな事知ったら君たちの親は大激怒。

そんなの俺だって承知の上だけどさ、こういう機会がなかったらずっとそのままだし逆にいい機会なんじゃないの？｣

｢『＿＿＿＿……』｣

あきらの言葉に、私と兄は言葉を詰まらせた。

私だってずっとこのままなんて嫌だけど...。

｢……わかった。親に話そう｣

『お兄ちゃん?!』

｢窮屈なのはもう充分だよな？｣

『、、うん、だけど、』

｢大丈夫。お兄ちゃんを信じなさい｣

兄は優しく微笑んでそう言った。

やっぱり兄は兄だ。

｢じゃあ早速、行きましょーか｣

｢『今から！？』｣

｢善は急げ。っていうかこの大会の締切明日までだから｣

｢『急すぎるわ！』｣