逆らった１４６回目 ページ46
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｢両親はいません｣
Aのその言葉がやけに頭に残っていた。
ていうことは、家に帰ったらAはひとり…？
自転車を漕ぐ足を止めて、いつの間にか背中で寝ていたAを見る。
…この子寝起き悪くなかったっけ？
菅｢んー、影山怒るかなぁ｣
このまま真っ直ぐ行けばきっとAの家に着くんだろうけど、今Aをひとりにしちゃ行けない気がして、
キィ、と音を立ててゆっくり、自転車の車輪を自分の通学路に向けた。
*
*
*
Aside
目を覚ますと、そこは知らない部屋だった。
｢…え、ここ、どこ｣
飛び起きてあたりを確認する。
窓から差し込む茜色の光で、もう夕方なんだと把握する。
昨日…昨日蓮を見て、シンに会って、夏ちゃんたちがいて、スガさんに家まで送ってもらって…
ん？家に着いた記憶なくね？
もしかして私寝ちゃった？
じゃあここはスガさんちで、見る限りこの部屋は男子の部屋で、私が今いる場所は＿＿＿＿
｢スガさんのベッド!!うわぁごめんなさい!!!!｣
ベッドから飛び降りました
え…てか、どうすればいい？帰ってくるの待てばいい感じ？勝手に動いたら心配かけそうだし…ていうか帰り道がわからないし。
ただただ動揺していたら、机の上に置かれたメモ用紙が見えた。
のでそれを見る。
《Aへ
おはよう
ぐっすり寝てたから起こすのも悪いし、ごめんけど学校はおやすみにさせてもらったから
部活早抜けしてくるからそれまでご飯食べるなりシャワー浴びるなりして寛いでていいからな！
ご飯は母さんに言ったら作ってくれるから、気軽に声かけて！
あっ、お宝探しはしちゃダメだぞ！》
丸っこい可愛い文字でそう書いてあった。
…宝探s((
ぐーぎゅるぎゅるる…と何ともまぁ可愛くないお腹の虫が鳴ったから、取り敢えずご飯を頂こう。
｢…あ、あの｣
菅ﾏﾏ｢あらぁ、やっと起きたのね！｣
｢えっ、あ、はい｣
下の階に降りてスガさんのお母さんらしき人に声をかけた。
優しそう…ていうかスガさんに超似てる…
菅ﾏﾏ｢お腹すいたんでしょう？
今ちょうどご飯出来たところなの、ほら座って｣
そう促されてリビングの食卓に通された。
｢あ、あの、パジャマまでお借りしてしまって、本当に、なんていうか…ありがとうございます｣
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あや - めっちゃ好きです。内容がすごく好きです！頑張ってください！(*´▽｀*) (2018年4月8日 22時) (
レス) id: 396d745df5 (このIDを非表示/違反報告)
結みょんみょん(プロフ) - …あ、はい！返信早くて尊敬します( ﾟдﾟ)文字の大きさ使い分けてて面白いですね！テンポ良くて読みやすいし…オチ楽しみです^^ (2017年5月27日 9時) (レス) id: cdfb7d94c7 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 結みょんみょんさん» ご閲覧ありがとうございます！ オチは誰になるんでしょうね…ツッキーかもしれないし、そうじゃないかもしれないし…お楽しみに!!笑 (2017年5月27日 9時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - arumaさん» ご閲覧、応援ありがとうございます！ じわるところマニアックですね笑 (2017年5月27日 9時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
結みょんみょん(プロフ) - とりあえずツッキーオチにしてくれれば私はそれで満足です( ^ω^ ) (2017年5月27日 9時) (レス) id: cdfb7d94c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霸留
| 作成日時：2017年4月20日 0時
