逆らった145回目 ページ45
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菅原side
集中治療室にAが入った直後に、誰かが走る音が廊下に響いた。
日「菅原さん!!」
菅「…日向!?…と、その子は?」
日向がここに来たことに驚いたけど、日向後ろに隠れている女の子がこれでもかってほど目を腫らしていたことの方にもっと驚いた。
日「実は蓮さんが撥ねられたの、夏を庇ったからなんです」
菅「…だから謝りに来たと?」
日「っ謝っても取り返しのつかないことだってわかってます!わかってるんですけど、でもどうしようもなく謝りたくて…」
その気持ちはわかるけど、今のAとその子を会わせるのは危険なんじゃないか…?
そう思ってたら、集中治療室の扉が開いた。
え、早くない?
「…翔陽、と、夏ちゃん?」
しかも面識があるらしい。
日向はAを見るなり夏と呼ばれる女の子の頭と自分の頭を思いっきりさげて、事故の原因とその謝罪をした。
「____あんたが、」
黙って話を聞いていたAが、日向たちに聞こえないくらいの声でそう呟いた。
Aは日向の妹に近づいて、目線を合わせるためかしゃがんだ。
まさか殴ったりするんじゃ、と一瞬焦ったけど、
夏「…え?」
「夏ちゃんが無事でよかった」
優しい声色で、そう笑いかけた。
それを聞いた日向の妹は安心したのか、はたまた泣き疲れたのか、ふらっと意識を失うように倒れた。
それをAが受け止める。
日「ほっ、本当にごめん…」
「ちょっと、助けたんだから“ありがとう”って言ってよ」
日「で、でも」
「はいはい。謝るにしろお礼言うにしろ、蓮が目を覚ました時に蓮に言ってあげてよ」
ほら、そんな顔しないで!帰ろう!と日向の妹を日向に預けて、背中を押す。
「スガさんも、帰りましょ」
菅「おっ、おー」
先ほどとのAとは比べ物にならない程、Aは落ち着いていた。
*
日向たちは親が送迎してくれたらしく、日向の母さんがAにこれでもかってほど謝罪をしていた。
Aは妹の時と同じで、「夏ちゃんが無事でよかった」そう言って会釈をして、自転車に跨ってる俺のところに来た。
「家まで、お願いします」
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私が住んでるところは地方だから、ハイキュー26巻目がまだ読めない…のでLINEマンガで買っちゃいました(白目)
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あや - めっちゃ好きです。内容がすごく好きです!頑張ってください!(*´▽`*) (2018年4月8日 22時) (レス) id: 396d745df5 (このIDを非表示/違反報告)
結みょんみょん(プロフ) - …あ、はい!返信早くて尊敬します( ゚д゚)文字の大きさ使い分けてて面白いですね!テンポ良くて読みやすいし…オチ楽しみです^^ (2017年5月27日 9時) (レス) id: cdfb7d94c7 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 結みょんみょんさん» ご閲覧ありがとうございます! オチは誰になるんでしょうね…ツッキーかもしれないし、そうじゃないかもしれないし…お楽しみに!!笑 (2017年5月27日 9時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - arumaさん» ご閲覧、応援ありがとうございます! じわるところマニアックですね笑 (2017年5月27日 9時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
結みょんみょん(プロフ) - とりあえずツッキーオチにしてくれれば私はそれで満足です( ^ω^ ) (2017年5月27日 9時) (レス) id: cdfb7d94c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霸留 | 作成日時:2017年4月20日 0時