【HQ!!】神様に逆らった結果、ハイキューの世界に送り込まれました

逆らった２０回目 ページ20

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月島side




｢あ、もうドリンクない…｣




休憩時間、たまたま耳に入った声。


そいつの視線の先には王様と日向が練習している姿。


ころり、と一回転したのは空になったドリンク入れ。









君は優しいから、澤村さんが決めたルールを破ってあいつらの練習をサポートしてたんだよね。



でもさ、それは君にとって凄く負担がかかることなんだよ。



重たいドリンク持って外と内の往復なんてしてさ、いくら春だからって普通に汗かくし、体力使うでしょ。



そんなことしてたら君、倒れるよ。



マネージャーは結構しんどい仕事までしなきゃならないし、その上ドリンクも休憩時間もない。



それなのに日向たちにまで世話焼きしてたら、絶対に倒れる。





月｢ダメだよ？｣




汗を拭きながらそういうと、ムスッとして｢わかってる｣と返してきた。





あの時、そう、シャーペンを貸した時からそうだけど、こいつ、僕と目を合わせようとしない。


絶対故意に合わせないようにしてる。


目だけじゃない、顔すら見ようとしない。



おかしいでしょ、他の人とは普通に合わせるくせに、なんで僕だけ？




月｢キミって僕のこと嫌いなの？｣



そう聞くと返ってきたのは好きでも嫌いでもなく、



｢…月島こそ、さっきからキミキミって、名前で呼べないほど私のこと嫌いなんじゃないの？｣




と質問返しされた。




月｢名前なんて聞いてないから、呼びようがないんだけど｣



まぁ、知ってるんだけどね。



｢は？昨日言ったじゃん｣


月｢それは名字デショ。名前は聞いてない｣




そう言ったら固まった。

あぁ、多分他の女子と同じように｢下の名前でよびたいの!?｣とか自意識過剰なこと考えてるんだろうな。



月｢あ、勘違いしないでよね。別に、僕だって名前呼びたいわけじゃないけど、蓮さんと区別するためだし仕方なく呼ぶだけだから｣






少し、言い訳見たくなったことに後悔した。



なんでこんなムキになってるんだよ、僕は。




｢いや、蓮を蓮って呼ぶなら私は普通に綾瀬でよくない？

もう、区別ついてるよね？｣




月｢それはそうだけど、呼ばれた時にどっちの綾瀬も反応されたら面倒デショ。

そんなことも分からないの？バカなの？｣

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