だめ35 ページ35
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「あれ、あかーしこんな所で会うなんて珍しーじゃん!」
京「ゲッ」
コンビニに入って たらこパスタを探していたら、梟谷男バレエース、木兎さんがいた。
木「ゲッてなんだよオイ!」
京「そのままの意味です。
俺は姉さんに頼まれてパスタ買いに来ました」
木「あかーしはなんか食べないの?」
京「半分こする予定なんで
(あっ、これかな?)」
木「そんなんじゃ足りねーだろ!
もっと食え!白米を食え!」
京「ほんと今食欲ないんで」
もうスルーしてレジに行こうか、いやでも明後日の練習でもししょぼくれたらどうしようか…
でも今しょぼくれたいのは俺の方だ。
姉弟という越えられない壁にぶち当たって、しかも黒尾さんっていう胡散臭い男が姉さんにまとわりついて焦ってる俺の方が。
木兎さんに構ってる暇はない、一刻も早く帰って姉さんの身を守らねば←
京「俺急いでるんで、失礼します」
ペコッと頭を下げてレジに向かった。
木「なぁーあかーしー」
「1点で398円になりまーす」
京「はい、あ、おつりいらないです
(黒尾さんのだし)←」
木「あかーしってばー」
「ありがとうございましたー」
木「あーかーあーしーーー!」
京「うるさいです」
木「あっやっと返事してくれた!!」
京「夜なのにそんな騒がしくされたら困るんで」
木「ははっ、そーだろーな!」
京「それで何か用ですか?」
木「なぁ、赤葦さ」
京「!」
木兎さんが俺のことを“あかーし”ではなく“赤葦”と呼ぶ時は大抵、
木「なにか、壁にぶち当たるようなことあったんだろ?」
俺をちゃんと“理解”しようとしているときだ。
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霸留(プロフ) - カフェオレさん» コメントありがとうございます!ほのぼのとした日常を書いていこうと思うので、これからも暖かい目で見てくれたら嬉しいです。頑張ります! (2017年3月23日 21時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ - こんばんは(^^)可愛らしいお話ですね!しかもめっちゃ面白いです!ニヤニヤしながら読ませていただいております(笑)無理のない範囲で更新頑張ってください♪♪ (2017年3月20日 19時) (携帯から) (レス) id: 8be62218de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霸留 | 作成日時:2017年3月19日 21時