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気づくと真っ暗な空間にいた。
あれ、おかしいな。さっきまで爆豪の隣歩いてたはずなのに。何だこの空間。
球状のものなのだろうか、手を壁のようなものに伸ばしてそのまま上に伝っていけば自分の真上まで突っかかりもなく移動できた。狭いな。
これは誰の個性？少なくとも先生方や生徒たちにこんな個性持ってる人はいなかった。だとすれば
大方閉じ込めるとかそういった個性だと思う。そう信じたい。これが一生この空間に留める系の個性だったら最悪だ。ここで死ぬのごめんだし。
閉じ込められてると仮定して、ここからどうやって出よう。というか爆豪は？私の隣歩いてたから爆豪も閉じ込められた可能性だって考えられる。それは最悪だ。考えたくない。そしたら
試しに壁に氷を突き立てる。びくともしない。
待って、嫌だ。何も出来ないままこの中にいるなんて。
「っばくごー…！」
流石に私もこの状況に焦り始めた。
どうしよう。もしこのまま爆豪が攫われてしまったら。
どうすることも出来ずにその場にぺたりと座り込む。
ここから出るにはこの個性を持った人が何かしらのアクションをしないと絶対出れない。なら、私は考えることしかできない。
でも考えることはいつもと違ってネガティブなことばかり。
頭の中は既にぐちゃぐちゃで、考えることがつらくなったから、やめた。
その刹那、パチンッと指を鳴らす音が鮮明に聞こえて一気に視界が明るくなった。
「っ⁉」
知らぬ間に先程とは違う
皆の視線を辿る。辿った先に、爆豪の姿が見えた。
でも誰かに首を掴まれていて、黒くて気味の悪い霧に完全に取り込まれる一歩手前だった。
＿＿やばい。直感的にそう思った。
「ーーっ！！」
爆豪、と言おうとしても声が掠れて出なかった。
声が出ない代わりに、視界がぼやけて涙が出てきた。
いなくならないで、爆豪。
「っ…！！」
瞬時に手を伸ばして爆豪の腕を掴もうとした。
けど、それも虚しく空を切り、黒い霧は小さくなって、消えた。
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まなみ(プロフ) - ふぁーーーーーWWW2回目で我慢出来なくなってコメントしちゃいました。笑笑笑 お話もこういうところの使い方も本当に面白いです。笑 (2023年1月10日 3時) (
レス) @page26 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - かっちゃん名前呼ぼうとして呼べないのかわいすぎかよ。これ見て分かったこと、ツンデレしか勝たん。 (2021年10月2日 19時) (レス) @page50 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
くそやろう - ひつこいではなくしつこいですね (2019年7月31日 12時) (レス) id: da4101a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - しあるさん» 徐々に徐々に仲良くしてって早くくっつかねーかなーって、思ってしまう(悶絶)応援ありがとうございます！頑張りますー！！ (2018年3月18日 23時) (レス) id: 06968c4e19 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 美咲さん» ヒロアカで爆豪が一番の推しなので、爆豪を好きになってもらえてとっっても嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年3月18日 23時) (レス) id: 06968c4e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霸留
| 作成日時：2018年2月27日 8時
