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一瞬自分の目を疑った。
台所できちんとエプロンをして包丁片手にこちらを向いた人物をひたすら凝視する。
え、え、なんで？どうしてここに？あれかまだ夢見てんのか私？？
「ば、ばく、ばくっ…」
「んだよ」
「なんで…？え、本物…？？」
それ以外になにがあんだよ、と言って背を向けて再び作業を続ける。
いや、待って。頭の整理が追い付かないんだけど。
恐る恐る台所にいる爆豪に近付く。フレンチトースト的なものにトッピングを施してる爆豪。なんて可愛らしいもん作ってんだ馬鹿野郎。
「爆豪」
「あ？」
「美味しそう、だね」
「当たり前だろ」
「…爆豪」
「んだよ」
「…エプロン、似合わな」
「ぶっ殺すぞテメェ」
「………ばくごーだ…」
どんな確かめ方だ死ね、といって爆豪は調理器具を片付けてエプロンを脱ぐ。
ふわ、と爆豪特有の甘い香りがして、それがすごく懐かしく感じた。それと同時に胸がぎゅっとなった。なんだこれ。
「…なに泣いてんだよ、あほ」
「…わかんない」
なんかもう、ほんとわかんない。泣きたいわけじゃないのになんか涙出てくるし。声震えるし。かっこ悪。
なんとか今の状況を理解しようとしてたら、ぼろっぼろ出てくる涙を一向に拭かない私に痺れを切らしたのかバシッと近くにあったティッシュケースを私の顔面に投げつけた。痛い。
「拭けや。ぶすが余計ひどくなってんぞ」
「ひどい…」
相変わらずつっけんどんな態度。でもおかげで夢じゃないってわかったわ。
「〜〜っおかえりばくごー！！！」
「てめ先ず拭けっつってんだろぶす！！！」
本物だとわかった瞬間に爆豪に抱きついた。
離れろとか気色悪ィとか聞こえるけど知らない。とにかく今は心配させた分抱きしめさせろクソたわし頭。
爆豪は一向に離れようとしない私に舌打ちをした後、少し間を置いてから優しく頭を撫でてくれた。
撫でてないほうの手は背中に回っていたから抱きしめ返してくれるのか、と数分後気づいた。なんだお前デレ期か？
「オイ」
「なに」
「今余計な事考えたろ」
「うん、デレ期かって思った」
「だろうな死ね」
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まなみ(プロフ) - ふぁーーーーーWWW2回目で我慢出来なくなってコメントしちゃいました。笑笑笑 お話もこういうところの使い方も本当に面白いです。笑 (2023年1月10日 3時) (
レス) @page26 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - かっちゃん名前呼ぼうとして呼べないのかわいすぎかよ。これ見て分かったこと、ツンデレしか勝たん。 (2021年10月2日 19時) (レス) @page50 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
くそやろう - ひつこいではなくしつこいですね (2019年7月31日 12時) (レス) id: da4101a3a4 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - しあるさん» 徐々に徐々に仲良くしてって早くくっつかねーかなーって、思ってしまう(悶絶)応援ありがとうございます！頑張りますー！！ (2018年3月18日 23時) (レス) id: 06968c4e19 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - 美咲さん» ヒロアカで爆豪が一番の推しなので、爆豪を好きになってもらえてとっっても嬉しいです！ありがとうございます！！ (2018年3月18日 23時) (レス) id: 06968c4e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霸留
| 作成日時：2018年2月27日 8時
