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家に帰ってリビングのソファに寝っ転がっていた。
爆豪が来るまではずっと自分の部屋に引きこもってたけど、爆豪が来て”俺の目が届く範囲にいろ”と言われてからリビングにいる時間のほうが長くなった。案外リビングも居心地がいいものだということに気づいた。
「ばくごー」
「あ？」
「手伝おうか？」
「不味くしたいんだな？」
「なんでそうなんの？？」
誰かと家でこうやって話すのも、すごく心地いい。内容が酷なのは少しひっかかるけど。
「つか、お前暑くねえの？」
ちらっと私のほうを見て尋ねる。私はだぼだぼのジャージを着ていた。普段からこんなんだけど。
暑くなってきてるのに確かにおかしいかもしれない。
「んー、個性のせいか人より体温低くてさ。私自身ひんやりしてんのよ。夏真っただ中にならないとちょっとまだ寒いっていうか」
「冬は？」
「…まだ考えたくない」
「冬は？」
「考えたくないって聞こえませんか？」
「冬は？」
こいつ本当に鬼なんじゃないかって思う。
下準備を終わらせたらしい爆豪がエプロンを脱いで私が座ってるソファにどかっと座り無言で私を見つめる。
要するに言えってことだね。嫌です。
何も言わない私に舌打ちする。
お前生きてるうち何回舌打ちした？出会って間もない私にもう何回かやってるよね。ていうかそれ癖だよね。何千何万もやってきたんだろうね。どおりで舌打ちうまいわけ。
「こんなクソ暑いのに寒いって、それ冬地獄なんじゃねえの」
「…まあまあまあまあ、ね？うん、、、」
そんなガン見しないでください。お願いします。
私のその願いが通ったのか、タイミングよくチャイムが鳴った。
「…」
「…はは、来たよ、お友達」
爆豪は何回目かわからない舌打ちをした。
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A - 主人公ちゃんの通っていた高校名ですが、神奈川県に「横浜緑ヶ丘高校」という高校があったと思います。意図していらっしゃるかは分かりませんが、もし出来るならば、お名前を変えた方がいいかもです。そこの生徒さんが見ていないとは限りませんので…。 (2022年10月17日 16時) (
レス) @page5 id: 73542ec2e7 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - 主人公の心の中のツッコミに笑いながら見ました！面白かったです！！ (2021年10月1日 21時) (レス) @page14 id: cfd8dfa5f7 (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - まーまるさん» まじですかちゃんと爆豪っすか…!?最初は自信なかったんで安心しました笑 ありがとうございます！ (2018年2月14日 15時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
霸留(プロフ) - あやさん» ありがとうございますー！そう言っていただける励みになるので本当に有難いです！ (2018年2月14日 15時) (レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
まーまる(プロフ) - かっちゃんのキャラがすごく精密に再現されてる…！！とても面白いです！ (2018年2月14日 14時) (レス) id: dd3991fe3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霸留
| 作成日時：2018年2月10日 0時
