大好きな君へ (ページ13)

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12話ページ13

午前10時

私は拓也さんの指示どおり駅前にいる

すると、

拓「おー！Aまったか？」

「いえいえ！私も今来たところでして…」と
拓也さんの隣にいる人に気づく

ん？

「もしかして…牧さんですか？！」

拓「知っとるんか！せやで、go!go!vanillasの
牧達弥。Aの事紹介したら会ってみたい言うから
連れて来たんや！」

牧「こんにちは、初めまして牧達弥です！よろしくねAちゃん。」

と、さわやかスマイルが間近で発動している

「初めましてこちらこそよろしくお願いします！
達弥さん？！…」

牧「おっおー！何この子、下の名前で呼んでくれるなんて！良い子！大好き！」

「いえいえ！仲良くなりたいので…」

牧「うんうん、仲良くなろ！」
と言いスマホを取り出す達弥さん

拓「展開はやっ！笑」

達弥さんと連絡先を交換すると

牧「Aっ！」ギュッ

「ヒャッ！」

超絶機嫌の良い達弥さんに抱きつかれたのだ

しかも呼び捨て、拓也さんの前っ！

牧「Aはずっと達弥って呼んでくれるよな？」

何だこの人の名前に対する異常な執着心は

「は、はい…」

拓「牧、お前まさか二日酔いか？Aが困ってるんやけど…」

牧「二日酔いじやないから大丈夫！A、困らすことしてたら謝る！ゴメンな？」

「ふふふ、大丈夫です！」

牧「そっか良かった！」

拓「もうええやろ？行くで！！」ムスッ

こちらは少し不機嫌そう…