ツンデレボーイ【Y.C】 (ページ13)

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13話目ページ13

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「先輩…！ちょっと、早い…」

思った以上に階段を上る侑李先輩にただ追いつくことが必死の私はギブアップしそうだった

「ちょ、まって、下さいよ」

知念「っ。」

少し息を切らしながら階段の踊り場で止まる私に３段目の階段に足をかけていた侑李先輩も止まる

「先輩…早いですって、ふぅ。キツい…」

知念「あのさ…」

「へ？」

知念「今日…なんで来てくれなかったの」

「は、い？」

ずっと黙ってた先輩が振り返って私の方をじっと見る

いつもは目線が変わらない先輩が少し私を見下ろすその姿にドキっとしてしまう

知念「いつも来てたのに、朝。来てくれなくて、どうしたのかと思った…」

「っ！先輩…それって、。」

知念「それに！！スカート！短すぎるよ、それ！見えそう。」

「っ！！」

バッと後ろ側のスカートを抑えるとニヤッと笑ってる先輩

上がり掛けてた階段を降りてきて私の目の前に来た侑李先輩はいつもの変わらずに私のほぼ変わらない目線になる

「っ、せん…ぱい？」

知念「僕を好きにさせてよ…A」

「え！」

聞き間違い？
ううん、違う、はっきり聞こえたもん

「先輩、私の名前…！」

知念「ほら、HR始まっちゃうから。早く運ぶよ」

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