yellow ページ19
あの日から
そして、マルが急変してからも
マルと1度も顔を合わせてない
全員で話は聞いたものの
そのあとマルの病室に入る勇気などなく
仕事を理由に帰ってきてしまった
マルが目を覚ましてから
横山くんに言われてん
“会っておいで”
そこからズルズル引きずって1週間
今日こそは、思うて病室の真ん前まで来てみたけど
部屋の扉を開ける勇気が出ない
？「亮ちゃんや！」
俺の名を呼ぶ声が聞こえる方に顔を向ければ
大倉やった
大「亮ちゃん、入らへんの？」
「は、入るよ、」
大「じゃあ開けるで？」
大「マルー来たでー！」
俺の心の準備なんかお構いなしに扉を開けた
マルともバッチリ目が合った
大「亮ちゃん、
部屋の扉とにらめっこしてたんやで」
「大倉！余計なこと言うなや！」
大倉が余計なこと言うから
気まずくなってしまうやんか…
「あっ！
今日プリン持ってきたんやけど忘れてもうた！
車の中に置いてきたからとってくるな！」
大倉がプリンを取りに行ってしまい
マルと俺との間は、ものすごい気まずい空気
でも、ここで逃げるわけにもいかへんし
今日来た意味がなくなってしまう
俺は、あの日たたいたマルの頬に手をおいた
「痛かったやろ、ごめんな」
「悔しかってん」
「なんで言ってくれへんのかなって思ったし、
俺にだってメンバーにすら言えへん事もある
でも、この事は言って欲しかった。
真ん中から頼りにくいかもしれんけど
言って欲しかった。」
「言えへん状況をつくってしまった
俺らも悪いんかなって
俺もみんなもいっぱい考えた」
「何が正しい答えなんか分からんし
優しさはときに人を傷つけることもあるけど
余命忘れるくらいに一緒居たろって
余計なお節介かもしれんけどメンバーやし
今までもこれから支え合おうって6人で決めてん」
「やからホンマに叩いてごめん」
マルは、目に涙を溜めて聞いてくれた
その後大倉が戻ってきてプリンを一緒に食べた
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詩花(プロフ) - こんにちは!!ほんとに感動します！なので決して欲しくはないです！一作者の私でも書けないような文章ばっかなので尊敬しています!!頑張ってください！ (2017年3月27日 8時) (
レス) id: b635b4ef55 (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぐ(プロフ) - はじめまして！このお話、すごく感動して大好きです！消してほしくないです…生きる意味も続きが気になります！これからも応援してますので頑張ってください！ (2017年3月27日 7時) (レス) id: 36ecf7042f (このIDを非表示/違反報告)
黒糖(プロフ) - こんばんわ！作者様の小説とっても感動できるので大好きです(；；)出来たら決して欲しくはないです！生きる意味もオモイダマも大好きなので…！これからも応援してます♪ (2017年3月27日 0時) (レス) id: f4db5b6f2f (このIDを非表示/違反報告)
( ´_ゝ`)(プロフ) - こんにちは！！このお話は感動出来てとても面白いので、消さないでほしいです(´；ω；`)また、生きる意味も個人的にとても楽しみにしてます！ミル助さんの作品はとても好きなので楽しみにしてます！これからも頑張ってください！！応援してます！！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 60acb141fb (このIDを非表示/違反報告)
ふしぃ(プロフ) - 初めまして！お気に入り登録させていただいてます。メンバーの絆が表れていて、今後の展開がすごく楽しみです！更新楽しみにしています！ (2017年2月9日 23時) (レス) id: 4f96c1b752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミル助 | 作成日時：2017年1月19日 9時
