ー準特級の美少女は青葉城西高校に潜入しますー

▽第5話 ページ6

▽矢巾

朝練が終わったあと及川さんにマネージャーを探してきて欲しいって言われた後に追加でマネージャーの条件も言われた。

矢巾｢仕事しっかり出来て・及川さんに1ミリも興味が無い女の子って……いる訳ないだろぉ……(泣)｣

俺はそう言い机に顔を突っ伏した。

矢巾(仕事をしっかり出来る女の子は1歩引いて頑張って探せるよ?!でも及川さんに1ミリも興味無い女の子っているか？いないよな…)

片っ端から知り合いや仲の良い女の子を思い出してマネージャー候補を探すがどれも皆当てはまらないのだ。

うだうだ考えているうちに先生が来た。

先生｢朝礼をしたい所だが先にお前達に隠してきたことがある、それは今日転校生が来るってことだ｣

転校生が来るって聞いてクラス中ザワザワしている。先生は廊下の方を見て｢雀宮｣と言い手招きをした。

名前を呼ばれた時転校生は教室に入ってきた。

矢巾(……っは?!え…めっちゃ可愛いんだけど…!!)

そう思ってたのは俺だけではなかった。クラス中の男子は一気に騒ぎ出した。
めっちゃ｢可愛い｣を連呼しているやつもいれば、可愛い子が来て嬉しすぎて泣いてるやつもいた。

ただ女子の態度は逆でコソコソ話したり、その転校生を睨んでるやつもいた。

矢巾(うぇぇ〜女子って怖ぇぇ…)

俺はそう思ってると話は淡々と進み自己紹介も直ぐに終わった。

先生｢…っとまぁ急な雀宮も分からないことだらけだ、皆優しく接してあげるように!あーと雀宮の席は、廊下側の席の1番後ろの席なっ｣

っと先生は言った。

矢巾(廊下側の席で1番後ろって……俺の真後ろの席じゃん!?何これ奇跡!!)

俺は嬉しすぎて小さくガッツポーズしてしまった。
その後転校生が席に着いたあと朝礼の続きが始まった。

先生｢……ってことだ。よし時間もいい感じだな朝礼は終わり日直号令!｣

日直｢きりーつ、礼!!｣

｢｢｢ありがとうございましたーー｣｣｣

朝礼が終わり俺は他の生徒より先にすぐ後ろを向いて話しかけた。

朝及川さんに言われたことを思い出し、

矢巾｢Aちゃん!俺バレー部の矢巾秀!秀って呼んでな!ところで部活ってもう決めた??｣

Aちゃんにそう言うと眉間にしわを寄せ話しかけてきた。

A｢え…？部活って入らないと行けないの？｣

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