▽第47話 ページ48
▽A
図書室の前に着いて、私はもう一度周りを確認して中に入る。
図書館の中を1歩また1歩歩いていると、見覚えのある女の子が真ん中に立っていた。
A｢貴方は…あの時の｣
？？｢ええ、貴方が入学して早々呪霊を払った時に注意した者よ｣
その女の子の言う通り、私に警告したあの時の銀髪で黄色い眼の女の子だった。
A｢あとその声…私の頭を語りかけていたのも貴方だったのね、｣
女の子は頷き静かに口を開いた。
由美｢私は由美。今は私のことはそれぐらいしか貴方に教えられない｣
由美はそう言うと私の方へ近づいてきた。そしてそのまま手を繋いできたのだ。
由美｢貴方に…貴方に何度も警告してるはずよ。なのにどうして…どうしてここから去らないの！｣
由美は泣きながら私に訴えかける。
私からすると、なんで泣いているのか、なんで怒っているのか分からない。
ただ分かることは本当に由美は私の事を心配しているのだろうとハッキリ分かった。
A｢私は呪霊の好き勝手にさせたくない…もうこれ以上大切な者を失いたくないの…。呪霊を倒すのは家族の仇なの｣
私は優しく微笑みながら由美に伝えると、由美は驚いた表情で｢…私達のせいなの｣っと言い私の手を離した。
いまいちその言葉の意味が私は分からず黙っていた。
由美は顔を上げ私の顔を見る。さっきとは違う顔つきになっていた。
由美｢貴方のやりたい事は最後までやらせたくなるよ…。｣
由美はそう言うと私の頬を触り｢私が貴方を守るから｣っと言い図書室を出ていった。
私もその後を追うように出ようとした時
A｢あ…あれ、｣
どこも痛くないし悲しくもないのになぜか涙が出てくるのだ。
私は訳もなく出てくる涙をふいて、また体育館に向かう。
A(なんで由美から懐かしい匂いがしたんだろう……)
っと私は思いながら歩く。
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サミサ(プロフ) - いきなりすいません。第４０話のリレーメンバーが烏野高校の４を飛ばして5になっています。 (2021年6月15日 16時) (
レス) id: d964c43780 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - お願い早く話し見たい、お願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いしますお願いします (2021年1月31日 11時) (レス) id: c3188baa62 (このIDを非表示/違反報告)
kazukitoge1706(プロフ) - この作品好きです！頑張ってください！ (2021年1月27日 11時) (レス) id: e10d9dfeb2 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！ところでなんですが、角名君は標準語な気が… (2021年1月21日 18時) (レス) id: 2253e6a2ca (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってくださいツインズと宿儺、五条先生、虎杖推しです (2021年1月13日 5時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そぁ | 作成日時：2021年1月9日 17時
