【受胎戴天 終極】 ページ13
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五条「ったく･･･縁田家もめんどい事してくるもんだね」
高専内の解剖室にて、台車に腰掛けた五条は大きなため息をつく。
あからさまに苛立っているその姿に任務報告をする伊地知もタジタジだ。
五条「犯人まで分かってんのに、相手が縁田ってだけで手が出せないのがもどかしい」
五条は小さく呟いて額を抑えた。
縁田家は呪術界の中でも特別である。
総じて高い呪力、強力な術式、人間離れした自然治癒力。
縁田家に産まれてくる子供は、その3つの才を無条件で受け継いでいく。
御三家等の他家からすれば喉から手が出る程羨ましい遺伝子だ。
故に様々な家と交わってきた縁田家の権力は馬鹿にならない。
極めつけは、縁田家自身が「自らは神の血を継く一族である」と宣っていること。
馬鹿馬鹿しい。
そう思っても、縁田家の血を持つ者はその言葉を裏付けていく。
縁田家の人間は、その身に流れる呪力が他とまるで違う。
普通の人間が持つ呪力が、1本の単純な紐だとしたら。
縁田家の人間が持つ呪力は、何本もの糸が複雑に絡まりあって1本の巨大な綱になったような。
言い知れない、仰々しささえ感じる程のその呪力が、「縁田家は神の血を継いている」という言葉に信憑性を与えてしまっている。
呪術界の中にはそんな縁田家を狂信的に支持する者が多い為、下手に手を出せば起こる波紋のでかさは想像出来ない。
五条はこの現状を毛嫌いしていた。
縁田家が血に縋り、呪術界の頂上で甘い蜜を吸いながら手前勝手に生きていることを。
更に、誰もそれに違和感を持たず、あろうことか支持していることを。
縁田家の人間を除き、五条 悟ただ1人が、このカラクリに気づいている。
五条「ところでさ、恵や野薔薇にはさっき会ったけど、乙女は？」
ふと顔を上げ、五条が問うたのは、今話題に上がっていた縁田家の長女 乙女の行方である。
伊地知「へっ！？あ、はい！
昨日、任務終了後、田縁 乙彦さんと共に実家に帰省したようです･･･」
戸惑いながらも答えた伊地知の言葉に五条は少し眉を顰める。
五条「まずい、すぐに呼び戻して。取り合わない場合は学長か僕の名前を使っても良い。」
五条にしては珍しい、やや緊張感のある言葉に伊地知は異常を察してすぐに動く。
同室。
死んでいたはずの虎杖が目覚めたのはそれからまもなくだった。
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舞(プロフ) - 自分の名前を設定したいです！駄目でしょうか？？ (2021年12月28日 23時) (
レス) @page1 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
お萩(プロフ) - 成る程！！承知しました！！ (2021年3月3日 10時) (レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - お萩さん» どういう事だろうと思って調べてみると、なるほど、NARUTOのサスケくんですか！確かに乙女と意志が似たり寄ったりしてますね(笑)コメントありがとうございます！wikiで読んだ程度ですが、サスケ君ほど重くはならない予定です！(裏切る可能性大) (2021年3月3日 7時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
お萩(プロフ) - 心なしかサ○ケを思い出す…一 (2021年3月3日 1時) (レス) id: dd7c82a96f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花璋 | 作成日時：2021年2月26日 21時
