反撃 ページ42
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貴「はっ。特大ブーメランだっつの！！」
ダイラタンシーの煽りで怒り心頭に達した千羽の羽が一気に抜け落ちる。
かと思えば瞬時に新たな羽に生え変わりあっという間にダイラタンシーのネバネバ拘束を抜け出した。
貴「フェザーダンス！！」
抜けた羽に突風をぶつければ軽い羽毛は簡単に動いた。
強風を受けて不規則に動く羽が辺りに舞う。
何かを察知して粘状を解こうとしたダイラタンシーに、千羽が翼を大きく開く大胆なモーションで視覚的圧力をかけた。
物理攻撃が来ると思い込み、怯んで粘状形態に戻った彼を見て千羽がにんまり笑う。
大きなモーションはわざと。
警戒させるためにあえて大技を出す振りをした。
今このタイミングで、彼に増粘を解かれれば確実に勝機を逃してしまう。
貴「ほんとはもっと、後に取っておくつもりだったんだけどね。」
羽毛が一斉にダイラタンシーに向かった。
彼の粘状に変化した体には鬱陶しいくらいに羽毛がこびり付いていく。
身体の粘状を解いても、序盤に彼自身が千羽の羽毛をネバネバ漬けにしたから意味が無い。
これではまともに動けないだろうし、羽毛が邪魔して石ころなどで腕を武装することも出来ないだろう。
体育祭の騎馬戦で瀬呂と対峙した際、彼女が編み出し、学んだこと。
どれだけ強力な粘着も、汚れれば効果を失う。
貴「あなたがおしゃべりなおかげで、体力と感情のコントロールに集中できました。感謝してますよ」
3つ目のターゲットにボールを押し付けながら含み笑いを浮かべる千羽にダイラタンシーが悔しげに啀む。
ダイ「どういうトリックだよ。君の個性は“大翼”じゃなかったのか？変身なんて出来るわけない。
人から鳥への自在な変化なんて身体にどれだけ負担がかかると思ってるんだ。
そんなん、遺伝子レベルの芸当だろうが」
貴「いつから個性が“大翼”だと錯覚していた？」
ダイ「言ってみたかっただけだろそれっ！！隊長に謝れぇ！！！」
貴「えぇ…過激派かよ」
思わぬ所で激昂するダイラタンシーに千羽が笑いかける。
貴「簡単な話。私の個性、もう“大翼”じゃないの」
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花璋(プロフ) - イカさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！台本書きにならないよう注意して頑張ってます！素人文ですが何卒甘い目でご覧下さいませ😌 (2023年1月29日 19時) (
レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
イカ - 書き方（？）が読みやすくて好きです！更新頑張ってください！ (2023年1月18日 22時) (レス) id: 28b6081af3 (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - お気に入り登録100名様ありがとうございます。現在感謝イラスト作成中です。 (2023年1月9日 1時) (レス) id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
花璋(プロフ) - 凌さん» 閲覧いただきありがとうございます！これからも精進して参りますので応援よろしくお願いします！ (2023年1月8日 20時) (レス) @page17 id: 7ebade7fdf (このIDを非表示/違反報告)
凌(プロフ) - めっちゃ好きです……… (2023年1月8日 18時) (レス) @page17 id: cfa1ac500b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花璋 | 作成日時：2023年1月1日 0時
