最近話題の実況者

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レトルトside


『結局青春ってなんなのか私にも分かりません！楽しければそれでよし！！』


A分かってはいたけど昔からモテるんやな。

そりゃ顔も可愛いし性格もきついとこあるけど懐いたら犬みたいに可愛いし。


『レトさんの思い出話もまた聞きたいなー』


レ「それは次の機会に」


ラジオも撮り終わりAは寝ると言ってディスコから抜けた。


キ「今日の話やばくなかった？」


レ「モテモテやったんな。」


キ「さすがの俺もビックリよ、まじでファンクラブとかあったんじゃねえの？」


レ「想像できない世界だったわ」


キ「もしさ、Aと同じ学校で同い年で生活出来たとしたらレトさんも流れに乗って告ってた？」


レ「俺がそんなこと出来るわけないやろ」


小心者の俺にはノリで告白なんてできるわけが無い。
そもそも告白ができないと思うが。


キ「俺だったらノリとかじゃなく普通の日とかにしちゃうかもなー」


レ「キヨくんAのこと好きなん？」


キ「例え話に本心持ってくるのはちげえだろ」


レ「そやな。ごめん」


でもキヨくんがAを好きだったら、顔もイケメンで背も高い、チャンネル登録も俺より多いキヨくん。
俺なんか勝ち目はない。そんなこと分かってる訳で。


キ「でもレトさん、俺知ってるよ」


レ「なにを？」


バレてる？そんなわけない。これでもポーカーフェイスのレトルトで有名だ。知らんけど。


キ「レトさん今日のAの話聞いて嫉妬してたでしょ」


レ「え？」


キ「俺もモテモテな青春送りたかったなーって」


レ「あ、バレた？」


キ「女の子と関わりなさそうだもんな、レトさん。｣


レ「余計なお世話」


良かった。
俺がAのことを好きなのは俺だけの秘密。
今のこの関係が壊れるのは真っ平御免だ。


キ「でもさ、もしAともっと早く出会えてればって思わない？」


レ「俺は高校一緒でも絶対関わらないタイプってかむしろ避けるタイプだったから今で良かったなとは思うよ。」


キ「俺も目立ちたくないからなあ、同じかも笑」


そう、今Aに出逢えたこと。
過去じゃなくて未来じゃなくて今。


レ「今Aと居れるだけで俺は充分」


キ「ま、それもそっか、あいつと出会って良くも悪くも楽しませてもらってるしな」


これから関係か変わるかどうかはもちろん分からない。
でも神様、おるんなら優しく見守っててな。


キ「ってかレトさんまじで告られたこととかないの？」


レ「うっさいわ」

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