17話 ページ19
実弥side
信じられなかった。
いや、信じたくなかったというほうがあっている。
部屋に入って来たのがAだということは気づいていた。
だが、信じたくなかった。
気配も外見も大嫌いな鬼そのものだったから
「ごめん、なさい…ごめんなさい」
そう言って涙をながすAをただ見ることしかできなかった。
Aが人間なら直ぐにでも抱きしめていただろう
だが、Aが人間ではなく「鬼」になっていることへのよくわからない感情のせいで俺の体は動かなかった。
実「…気分が悪ィ。」
俺がそう呟くとAはまた泣き出した。
さっきのはお前に言ったわけじゃねェ
違ェんだよ。
心ではAを愛する気持ちがあるのに
身体がそれを拒否して動かなかった。
830人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - 幸せを掴めた2人と愛を貰えなかった童磨、、好きになってしまったがために夢主ちゃんを鬼にしてまで愛されたかった童磨を救う術は無かったのかなとか考える。まあ童磨が推しだから尚更なんですけどね笑笑 最後は2人とも幸せで良かったあああ (2020年1月8日 14時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まゆさん» そんなに感動してくださるなんて感激です!こちらこそありがとうございます! (2019年11月5日 0時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 本当にどうしてくれるんですか…ハンカチじゃ足らずにバスタオル使ったら絞れるほど濡れたんですけど!!!素晴らしかったですありがとうございます!!!! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 純菜さん» 本当ですか?!すごく嬉しいです! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
純菜(プロフ) - え、待って、小説で泣いたの初めてなんですけど… (2019年11月4日 15時) (レス) id: 16d4e6c0bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:美月 | 作成日時:2019年10月12日 0時