検索窓
今日:2 hit、昨日:19 hit、合計:430,185 hit

10話 ページ12

Aside




「ん…。ここは…」




目を覚ますと知らない場所に寝かされていた。





さっきまで外にいたはずなのに






気づかないうちに寝ちゃったんだ。





体を起こし、周りを見回すと沢山の薬品らしきものが入った棚が置いてある。





ここ、病院なのかな…?





ガチャ





考え事をしていると、部屋のドアが開いた。





珠「起きたようですね。」






部屋に入って来たのは綺麗な女性と男の子。





「あ、あの…ここまで運んでくださったのは…」





珠「はい、私たちです。」





「ありがとうござました。




あそこから動けなくて困っていたので助かりました」





私は頭を下げ、二人にお礼を言った。






珠「いえ、私たちが勝手にしたことですから。




それよりも…あなたは鬼ですね?」






「あ、えっと…」






珠「大丈夫。私たちも鬼です。心配しないで下さい」






「鬼」と聞いた瞬間すごく安心した。





人間に鬼だとバレたら殺される可能性だってあったから





二人の見た目は人間だし、すごく焦った。





「はい、私は鬼です…半年ほど前に鬼にされました」





私は珠世さんにこれまでのことを全て話した。





話しているとき凄く悲しくなってきて涙が溢れてくる





珠「そうだったのですね。辛かったでしょう」





珠世さんはそう言って私を抱きしめてくれた。





久しぶりに感じた誰かの温もり。






とても心地よかった





珠「あなたはここに居なさい。私たちが守りますから」






「はい…ありがとうございます」





実弥とは違う感覚。





まるで今は亡き母に抱きしめられているような





幸せな感覚だった。

11話→←9話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (369 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
829人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - 幸せを掴めた2人と愛を貰えなかった童磨、、好きになってしまったがために夢主ちゃんを鬼にしてまで愛されたかった童磨を救う術は無かったのかなとか考える。まあ童磨が推しだから尚更なんですけどね笑笑 最後は2人とも幸せで良かったあああ (2020年1月8日 14時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まゆさん» そんなに感動してくださるなんて感激です!こちらこそありがとうございます! (2019年11月5日 0時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 本当にどうしてくれるんですか…ハンカチじゃ足らずにバスタオル使ったら絞れるほど濡れたんですけど!!!素晴らしかったですありがとうございます!!!! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 純菜さん» 本当ですか?!すごく嬉しいです! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
純菜(プロフ) - え、待って、小説で泣いたの初めてなんですけど… (2019年11月4日 15時) (レス) id: 16d4e6c0bc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美月 | 作成日時:2019年10月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。