9話 ページ11
Aside
チャンスは突然訪れた。
目の前から急に童磨が姿を消したのだ。
鬼舞辻無惨が招集をかけたのか…
今は夜だ
今なら逃げられる。
そう思って部屋を出た
久しぶりの外は風景が変わっていて少し戸惑ったが
無我夢中で走った。
どこまで行けばいいのかも分からず
顔を見られないように口布を付けて走った。
どこまで走ったのかは分からないが
前にいた町より栄えている場所に着いた。
人が多い。
どうしよう…体力を消耗したせいでお腹空いた
まずい…
私は危険を感じて人通りの少ない道に入り
物陰に身を潜めた。
たぶん今動いたら人を食べてしまうような気がして怖い
でも、このままここにいても朝が来て私は消える
あ、そうか。
このまま消えれば万事解決何じゃ…
日光に当たれば私は消える。
_________________
『行ってくるね!』
実『早く帰ってこいよ』
そう言って私に手を振っているのは
_______________実弥?
『実弥は私のこと好き?』
実『好きじゃねェよ。…愛してんだからな』
これは昔の記憶か…
あの時は楽しかったな
私のそばには実弥がいて、いつも手を握ってくれた
温かかった。
私が任務に行く前に言ってくれる言葉、
何だったっけ_________________
そうだ、思い出した。
_____________『死ぬんじゃねェぞ』
うん…そうだよね
死んだらダメだよ
死んだらもう実弥のこと考えられなくなっちゃう
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夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - 幸せを掴めた2人と愛を貰えなかった童磨、、好きになってしまったがために夢主ちゃんを鬼にしてまで愛されたかった童磨を救う術は無かったのかなとか考える。まあ童磨が推しだから尚更なんですけどね笑笑 最後は2人とも幸せで良かったあああ (2020年1月8日 14時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まゆさん» そんなに感動してくださるなんて感激です!こちらこそありがとうございます! (2019年11月5日 0時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 本当にどうしてくれるんですか…ハンカチじゃ足らずにバスタオル使ったら絞れるほど濡れたんですけど!!!素晴らしかったですありがとうございます!!!! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 純菜さん» 本当ですか?!すごく嬉しいです! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
純菜(プロフ) - え、待って、小説で泣いたの初めてなんですけど… (2019年11月4日 15時) (レス) id: 16d4e6c0bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美月 | 作成日時:2019年10月12日 0時