20話 ページ22
Aside
身体がふわふわする。
見覚えのある森の中
当たりを見回しているとすごい勢いで何が通った後に見えたのは
勢いよく転んだ私だった。
その時気づいた、これは夢だ。
『痛ーい!!』
夢というか、昔の記憶みたい
私の太腿からは大量の血が流れている
実『何やってんだァ!』
『ごめんなさい!!』
これ、あの時の…
私は自分の太腿に手をやって傷を撫でた。
『実弥…痛いよぉ』
実『泣くんじゃねェよ!ほら乗れ…』
実弥が私を背負って胡蝶さんの所まで連れてってくれたんだよね
でも、「どうして止血しなかったんですか!?」って
胡蝶さんに二人とも怒られたっけ
思い出すと自然と口元が緩んだ。
私、幸せだったな
あの時までは…
童『鬼になってもらおうかな。
君にはその美しい姿のまま生きてもらうよ』
周りが真っ暗になって、声のほうに振り返るとそこには童磨がいた。
童『どうして俺から逃げたのかなぁ?
あれだけダメだって言ったのに…』
嫌、来ないで!
逃げても逃げても追いかけてくる。
童『お仕置き、しないとねぇ』
いや!!
________________________
「はぁ、はぁ…」
私は勢いよく飛び起きた。
夢でよかった…
安心してもまだ手が震えていた。
こわい、怖い…
正夢になってしまったらどうしよう
夢の最後に見た、童磨の足下に血まみれで倒れている実弥の姿
その姿が目に焼きついて消えなかった。
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夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - 幸せを掴めた2人と愛を貰えなかった童磨、、好きになってしまったがために夢主ちゃんを鬼にしてまで愛されたかった童磨を救う術は無かったのかなとか考える。まあ童磨が推しだから尚更なんですけどね笑笑 最後は2人とも幸せで良かったあああ (2020年1月8日 14時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まゆさん» そんなに感動してくださるなんて感激です!こちらこそありがとうございます! (2019年11月5日 0時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 本当にどうしてくれるんですか…ハンカチじゃ足らずにバスタオル使ったら絞れるほど濡れたんですけど!!!素晴らしかったですありがとうございます!!!! (2019年11月4日 23時) (レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 純菜さん» 本当ですか?!すごく嬉しいです! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 6feeb0dd0f (このIDを非表示/違反報告)
純菜(プロフ) - え、待って、小説で泣いたの初めてなんですけど… (2019年11月4日 15時) (レス) id: 16d4e6c0bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美月 | 作成日時:2019年10月12日 0時