人魚の常連さん Ⅱ 【ツイステ】 (ページ6)

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47.どうしてこんなことにページ6

フロイドくんと別れたあと、私は学園長室に向かった

｢お世話になりました｣

ｸﾛｳﾘｰ｢こちらこそ、リアーナ先生にはとてもお世話になりました。でも、びっくりしましたよ。急に結婚することになるなんて｣

｢そうですね。私もびっくりです｣

私は苦笑いを浮かべながら言った

ｸﾛｳﾘｰ｢お幸せに｣

学園長は嬉しそうにそう言うけど、幸せになんてなれないと思う

あんなこと言われたら従うしかなかったんだ

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これは三日前の出来事だ

学園長に言われた通り、私はシャーマルクさんの会社にお邪魔することになった

｢学園長、この服は…｣

着替えさせられたのはブルーのドレス

どこのパーティーに行くんだってつっこみたかったけど、一人でウキウキしている学園長は話を聞いてくれそうにない

私は諦めてドレスを着たまま待ち合わせ場所へと向かった

｢うわぁ、大きい会社ですね｣

ｸﾛｳﾘｰ｢そうでしょう？さあ、行きますよ！｣

学園長のうしろに付いて私は建物の中に入った

そして、私たちはシャーマルクさんの秘書の方に社長室へと案内された

秘｢クロウリー様はこちらへ｣

｢え、学園長も一緒じゃないんですか？｣

秘｢リアーナ様だけ部屋に通すようにと言われております｣

いや、初対面の人と二人きりとか絶対無理！

私は学園長の腕を掴んだ

｢無理です、学園長！｣

ｸﾛｳﾘｰ｢ここまで来たんですから覚悟を決めてください｣

学園長め…

私は学園長を軽く睨んで手を離した

ｸﾛｳﾘｰ｢それでは、良い報告をお待ちしています｣

そう言って学園長は秘書の人とどこかへ歩いていってしまった

｢嘘…ほんとに置いてかれた｣

私はしばらくの間その場に呆然と立ち尽くしていたが

覚悟を決めて社長室のドアをノックした

？｢どうぞ｣

｢…失礼します｣

私は一言声をかけて部屋の中に入る

｢初めまして、A・リアーナです。
ナイトレイブンカレッジで養護教諭をしています｣

私はそう言ってすぐにお辞儀をした

緊張して今にも心臓が飛び出そうだ

ｼﾞｮﾝ｢こんにちは、Aさん。僕はジョン・シャーマルクです。顔、上げてください｣

私はゆっくりと顔を上げた

｢あ、あなたは…｣

顔を上げた私はとても驚いた

だって、マジフト大会でぶつかった男性が目の前にいたんだから